■ 直島の施設、無償譲渡へ豊島産廃処理終了後(香川県)
日テレNEWS24-2016年11月24日
香川県は豊島の産業廃棄物処理に関して、直島にある中間処理施設
の一部を事業終了後に三菱マテリアルに無償譲渡する考え。24日
開会の県議会定例会で浜田知事が表明。撤去費の抑制、雇用創出な
どの観点から協議、マテリアル側から一定の理解が得られた。
[ 11/24 16:09 西日本放送]
「直島にある中間処理施設の一部」というのは溶融炉のことだろうか?
溶融炉も稼働から10年以上も経過しているが、、、
あんな過酷な条件下の廃棄物処理をしている溶融炉、まだまだ使えるのだろうか?、
撤去するのもお金はかかるだろうが、、、
直島にある中間処理施設は、
炉の維持管理情報やトラブルによる炉停止状況などもリアルタイムとまではいえるかどうか、、ナット上で公開している。
香川県の豊島問題ホームページ
中間処理施設は、廃棄物を約1,300℃の高温で焼却・溶融処理する施設であり、炉の形式及び処理能力は、回転式表面溶融炉(100t/日)2基、ロータリーキルン炉(24t/日)1基となっています。
従って、処理能力は1日約200トンであり、豊島廃棄物等を約10年間で処理します。また、直島町の一般廃棄物も受け入れて、併せて処理をします。
この施設では、徹底した排ガス処理を施し、大気汚染防止法の排出基準より厳しい排ガス管理基準値と重金属類の管理目標値を設定しています。また、プラント排水や雨水を処理してガス冷却水等に再利用し、場外に排水しないクローズドシステムを採用するとともに、余熱を回収し蒸気に変えて有効利用するほか、太陽光発電設備の導入等により、環境への負荷を減らす様々な工夫を行っています。
また、中間処理に伴って、溶融飛灰及びスラグといった副成物が生成しますが、
・ 排ガス中に含まれる溶融飛灰は、バグフィルターで捕集し、水と混合して泥状にして、パイプラインで隣接する三菱マテリアル直島製錬所の溶融飛灰再資源化施設に送ります。溶融飛灰には金属が含まれており、直島製錬所の銅製錬工程で回収します。
・ スラグについては、安全性試験と品質試験を行った後、県の公共事業に使用するコンクリート用骨材などの土木材料として再利用します。
なお、中間処理施設の煙突からの排出ガスが周辺環境に及ぼす影響については、硫黄酸化物等の最大着地点での濃度増加分が、直島町役場で常時監視している測定値(年平均値)の1/10以下の値であり、中間処理施設稼動後の予測濃度は、環境基準を満足しています。 溶融炉
二重円筒式の竪型回転炉であり、約1,300℃の高温で廃棄物を溶融します。
被溶融物を供給筒(外筒と内筒の間)から外筒の回転によって連続的に主燃焼室に切り出す仕組みとなっており、投入された廃棄物を安定して溶融することができます。また、溶融温度は約1,300℃であり、ダイオキシン類はほぼ完全に分解されます。焼却灰・飛灰のほか、プラスチック系ごみ・埋立廃棄物・汚染土壌・汚泥・破砕不適物まで処理できます。