■ 明野処分場訴訟 1社のみに賠償判決(山梨県)
日テレNEWS24 2016年11月8日
閉鎖した北杜市の明野処分場の漏水検知システムの異常をめぐり、県環境整備事業団が4つの業者に損害賠償を求めた裁判で、甲府地方裁判所は8日、施工業者1社に対し、1億7000万円余りの支払いを命じた。
1億7428万円余りの支払いが命じられたのは、笛吹市の鈴健興業。訴えによると、処分場の施工段階で汚水が漏れないようにする遮水シートを重機で傷付けたことで、漏水検知システムが異常に作動し、閉鎖に追い込まれたとして、鈴健興業を含む4つの業者に総額14億円余りの損害賠償を求めた。
8日の判決で甲府地裁の峯俊之裁判長は「遮水シートを損傷させない注意義務に違反した」と指摘し、鈴健興業に支払いを命じる一方、ほかの業者に対しては請求を棄却した。