■ 含有廃棄物の撤去が完了 神戸から豊能に搬入 最終処分法は未定
産経ニュース 2016年8月31日
大阪府能勢、豊能両町でつくる豊能郡環境施設組合は３１日、無断で神戸市西区の最終処分場に埋め立てたダイオキシンを含む廃棄物を、豊能町の仮置き場に移し終えた。問題が発覚した７月上旬から２カ月近くが経過し、神戸市が求めていた撤去がようやく実現した。
廃棄物は埋め立て時に約２５トンだったが、周辺のものも一緒に掘り起こして大幅に増え、３１８の専用の袋に詰めて搬出した。組合が豊能町の保育所跡地などに確保した仮置き場の使用期限は地元自治会との合意で１０月末。その後の保管場所や最終処分方法は未定だ。
廃棄物は平成９年にダイオキシン汚染が発覚した能勢町のごみ焼却施設「豊能郡美化センター」の解体で出た焼却灰や汚泥。組合は自治体への事前通知や協議が 必要な一般廃棄物として処理しようとしたが、受け入れ先が長年見つからず、自治体への通知が不要な産業廃棄物として神戸市内に埋め立てた。
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