グリーンピース・ジャパン「パブコメだそう!美浜3号とめるため。グリーンピースも出しました。」より
グリーンピース・ジャパンメールマガジンより転載
関西電力の美浜原発3号機の、運転開始40年を超えて、さらに20年の延長に道が開かようとしています。
東京電力福島第一原発事故の教訓で、原子炉は40年で廃炉、例外として、1度だけ20年延長が認められる、と決められました。
それなのに、40年を超えた高浜原発1,2号機に「例外」が認められました。美浜原発3号機についても、今回東電福島原発事故後に作られた新規制基準に「合格」が出ることで、40年超の運転に一歩近づいてしまいます。このまま、なし崩しに老朽原発の再稼動が認められれば、日本中で老朽原発の再稼働が進んでしまうかもしれません。
絶対に、くい止めなくてはいけません。
美浜原発3号機について、いまなら誰でも「パブリックコメント」を送って、原子力規制庁に意見を伝えられます。
グリーンピースも提出し、わたし個人としても提出しました。あなたが出せば、必ず1通増えます。そしてあなたの1通は、必ず原子力規制庁に読んでもらえます。
締め切りは今週金曜日の9月2日。ぜひ、あなたも「老朽原発は廃炉にして」というひとことを、届けてくださいませんか?
>いますぐウェブで提出する(リンク先の黒いボタン「意見提出フォームへ」をクリック)
>グリーンピースのパブコメ全文と提出方法を見る
信頼できない原子力規制委員会の審査
グリーンピースのコメントでは、審査の即時中止を求めました。なぜなら、原発の安全性を審査する原子力規制委員会の信頼度が疑わしいからです。
「原子炉の耐震性について、専門家を交えてしっかり審査する必要がないのか?」という記者の質問に、田中委員長はこう答えています。
「何でうちがやらなければいけないのか。そんなことはできないのですよ。行政機関でそんなことをやっているところがどこかありますか」「(専門家を呼んだとしても)そこで本当の意味の学問的議論ができるとは 思えないのです。~中略~ そういう場では決して本当の議論を戦わすということをしないのですよ、日本人は。だから、やってもだめだね」
これが原子力規制委員会の姿勢だとは、信じられません。
ひとことでもOK!メールやFAXで提出できます
パブコメは、「危険な老朽原発は廃炉にして」など、ひとことでも大丈夫です。思いを直接伝えられるこの機会に、ぜひ、あなたもパブコメを出してください。
>提出方法はこちら(FAXやweb提出もOK、簡単です!)
今、日本で動いている原発は、3基だけ。それは、声を上げ続けている人がいるからこそ。あなたの声を直接、政府に届けることができるこの機会に、一通でも多く、どうか、お願いします。
グリーンピース・ジャパン エネルギーチーム 鈴木かずえ
美浜原発の問題点はこちらのブログに詳しくまとめました。