毎日放送「ダイオキシン含む焼却灰 豊能町の山林に仮置きへ」より
■ダイオキシン含む焼却灰 豊能町の山林に仮置きへ
毎日放送-2016年7月31日
高濃度ダイオキシンを含む焼却灰を神戸市の処分場に無断で埋め立てた問題で豊能郡環境施設組合は神戸から焼却灰を撤去し、大阪府豊能町内の山林に仮置きすると発表しました。
環境施設組合によりますと、仮置き場に決まったのは大阪府豊能町光風台の山林で、焼却灰の搬送先として3年間借りたということです。
この問題は、組合側が今年2月、高濃度ダイオキシンを含む焼却灰を「一般廃棄物」ではなく「産業廃棄物」として、神戸市の処分場に無断で埋め立て、神戸市が撤去を求めていたものです。
組合側は、来月10日までに処分場に埋められたドラム缶163本分の焼却灰を仮置き場に移すとしていて、神戸市は明日にも撤去作業を開始します。
「山林の中にありまして、地形上も人が出入りするところでなく居住者もいない」(豊能郡環境施設組合 田中龍一豊能町長)
組合側は7月30日、仮置き場の地元自治会に説明したとしていますが、兵庫県川西市の住宅地に近く、今後、混乱も予想されます。