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東部知多衛生組合 『ごみ焼却施設の更新に係るごみ焼却処理方式について(答申)』公表

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東部知多衛生組合ホームページより転載

ごみ焼却施設の更新に係るごみ焼却処理方式について(答申)
平成24年8月17日付け東衛ク第62号で諮問のありましたごみ処理方式の選定について、これまで5回のごみ処理施設技術検討委員会を開催し、東部知多衛生組合に相応しいごみ処理方式を検討した結果、「ガス化溶融炉一体方式(シャフト炉式ガス化溶融炉)」が最も適合性の高い処理方式であると判断しました。
なお、今後はこの処理方式を前提として、ごみ処理施設整備の事業方式、施設整備計画等ついて継続して検討していくことを要望します。
(略)
3.まとめ
本委員会では、メーカー・自治体から提供された技術資料に基づき、施設整備の基本方式、評価項目に沿って総合的に判断した結果、ガス化溶融炉一体方式(シャフト炉式ガス化溶融炉)」は、以下の特長を有しており、3 方式の中で最も高い評価を得た。
・処理可能ごみ質範囲(上限・下限ごみ質)、処理量変化対応性に優れている。
・処理不適物はほとんどなく、ほぼ全量溶融処理することができ、さらに汚泥、通常埋め立てられる粗大ごみの破砕残渣や災害ごみ等の処理も可能である。
・阪神・淡路大震災、東日本大震災での自動停止実績や地震・停電等による停止後の再起動への対応性が高い。
・熱分解・ガス化と溶融を一体の炉で行う方式であり、構造が比較的簡単であることから、施設がコンパクトで運転管理も比較的容易である。
・高温還元雰囲気で溶融することにより安定した溶融スラグが生成されるため、多くの事例において課題となっているスラグの有効利用実績が多く、リサイクル性に優れている。
・副資材として投入するコークス由来のCO2 発生量は大きいものの、外部燃料としての働きもあり、発電効率(=発電出力/投入エネルギー)、ボイラ熱回収量、総合熱効率が高い。
以上を踏まえると、ごみ焼却処理施設整備に係る基本方針に沿った東部知多衛生組合として最も適合性の高い処理方式は、「ガス化溶融炉一体方式(シャフト炉式ガス化溶融炉)」であると判断できる。
詳細は:http://www.tobuchita.jp/clean_center/clean_center.htm

東部知多衛生組合ごみ焼却施設技術検討委員会 名簿
笠倉忠夫 財団法人 名古屋産業科学研究所上席研究員
藤井敏夫 公益財団法人 あいち産業振興機構 理事長
成瀬一郎 国立大学法人 名古屋大学エコトピア科学研究所エネルギー科学研究部門大学院工学研究科機械理工学専攻 教授
後藤尚弘 国立大学法人 豊橋技術科学大学環境・生命工学系 准教授
岡村秀人 大府市副市長


関連(本ブログ)
■【愛知】東部知多衛生組合&知多南部広域環境組合のごみ処理施設建設事業(2013年04月30日)



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