■20日から濃度再測定 千葉市、月内にも報告 【汚染焼却灰】
千葉日報 2016年6月16日
千葉市は15日、新港清掃工場(同市美浜区)で保管している指定廃棄物の指定解除に向けた環境省との事前協議が終了し、放射性物質濃度の再測定業務を20日に始めると発表した。今月中に測定結果を出し、速 ・・・...
■ 千葉市、指定廃棄物7.7トン分を再測定へ 今月中に結果公表
東京新聞-2016年6月16日
東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物について、千葉市は十五日、保管する七・七トン分の指定解除に向け、放射性物質の濃度の再測定を実施すると発表した。二十日に試料を採取し、今月中に結果を公表する。
市は環境省が四月に解除ルールを定めて以降、ほかの自治体に先駆けて省と協議入りしていた。濃度が指定基準の一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルを下回った場合、通常のごみと同様の処分ができるようになる。市は解除された場合も当面、市内の清掃工場での保管を続ける。
採取や測定は、民間企業「東京パワーテクノロジー」(本社・東京都江東区)に約二十万円で依頼。費用は後日、東電に賠償請求する。 (内田淳二)
ちょっとなんだかな、、、、、、
東京パワーテクノロジーというのは、、
2013年7月1日に東電環境エンジニアリング(株)、東電工業(株)、尾瀬林業(株)が経営統合してできた会社。
もちろん、、、きちんと国家資格などあってのことだろうし、、、放射性物質などは専門かもしれないが、、、
東京パワーテクノロジーが採取や測定をして、その費用を東電に賠償請求、もちろんお手盛りなどせずに、、
そういえば、千葉県の指定廃棄物の処分場候補地は千葉市の東電敷地内、、、
最初っから、「指定廃棄物の指定解除に向けて…」だから、、、
新港清掃工場は灰溶融処理で、2011年7月15日で、溶融飛灰 12,950 Bq/㎏、溶融飛灰固化物 9,320 Bq/㎏だった。
これらも8,000Bq/Kg以下に減衰しているだろうか?
23区の指定廃棄物、
新海面処分場Bブロックの一時保管エリアに仮置きされたままの
江戸川清掃工場分はどうなっただろうか?
福島第一原発事故直後は、廃棄物焼却施設の焼却灰等の放射能濃度測定はどこもおこなっていなかった。
その後のセシウム測定結果をみれば、,,事故直後は相当のセシウム濃度があったと思えるが、,,
何十万ベクレルであれ、何百万ベクレルであれ、通常どおりの焼却灰として埋立処分場に搬入して処理していたのだが、、
平成23年6月に23区清掃一組が焼却灰等の放射能濃度測定を実施しその結果を公表することで、環境省は、廃棄物処理施設のセシウム濃度測定をおこない、「16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果」をとりまとめ公表した。
関連(本ブログ)
■16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果 2011年08月31日
千葉県8,000Bq/Kgを超えた施設 8 施設
8,000Bq/Kgを超えた施設のみ抜粋
1 千葉市 千葉市新港清掃工場
7月15日 溶融飛灰 12,950 Bq/㎏
7月15日 溶融飛灰固化物 9,320 Bq/㎏
9 松戸市 クリーンセンター
7月4日 飛灰(固化) 47,400 Bq/㎏
8月9日 飛灰(固化) 24,500 Bq/㎏
10 松戸市 和名ヶ谷クリーンセンター
7月4日 飛灰(固化) 10,500 Bq/㎏
16 柏市 柏市清掃工場
7月3日 飛灰固化物 9,780 Bq/㎏
7月4日 飛灰固化物 8,860 Bq/㎏
17 柏市 柏市第二清掃工場
6月27日 溶融飛灰固化物 70,800 Bq/㎏
7月3日 溶融飛灰固化物 62,700 Bq/㎏
7月4日 溶融飛灰固化物 60,800 Bq/㎏
21 流山市 流山市クリーンセンター
7月5日 飛灰 28,100 Bq/㎏
8月2日 溶融飛灰 20,210 Bq/㎏
24 我孫子市 クリーンセンター
7月7日 飛灰 26,500 Bq/㎏
8月8日 飛灰 20,900 Bq/㎏
41 印西地区環境整備事業組合(印西市、白井市、栄町) 印西クリーンセンター
6月30日 飛灰 13,970 Bq/㎏
7月11日 飛灰 11,290 Bq/㎏
7月29日 飛灰 8,230 Bq/㎏
※松戸市や我孫子は混合灰(主灰・飛灰)として8,000Bq/㎏以下にして処理か?!
千葉県の問題は、なんといっても柏市の第二清掃工場(南部クリーンセンター)だろうな~
濃縮承知で灰溶融し続けたのだから、、、
気になって、しばらく推移を見続けていたのだが~
柏市 南部クリーンセンター
2013年9月以降は、
ごみ焼却後の焼却灰溶融処理(焼却灰+焼却飛灰)を中断している。
焼却後のセシウム合計は、主灰 116Bq/Kg、飛灰固化物で 583Bq/Kgに、、
●千葉県柏市清掃工場の焼却灰等の放射能量の推移
南部クリーンセンター(ストーカー式焼却炉+溶融設備 250t/日)
北部クリーンセンター(流動床式焼却炉 300t/日)
☆グラフは、柏市「清掃工場から排出された焼却灰の放射能量測定結果」から作成
柏市 更新日 2014年1月20日(月曜日)
■柏市第二清掃工場(南部クリーンセンター)から排出された焼却灰等の放射能量を測定しましたので、お知らせします。
測定結果(採取 12月18日)
主灰:放射性セシウム合計値 116Bq/Kg
焼却飛灰固化物:放射性セシウム合計値 583Bq/Kg
詳細は~