■ 住民理解十分得られず 一関の廃棄物処理施設
岩手日報 2016年5月26日
一関市と平泉町、一関地区広域行政組合(管理者・勝部修一関市長)は、同市狐禅寺地区への一般廃棄物処理施設、最終処分場建設に関する住民説明会を 終えた。国内の先進施設映像や新たなイメージ図を使って説明したが、過去に組合と交わした同地区に建設しないとする覚書を理由に反対する声があり、住民理 解は十分に得られなかった。勝部市長は「理解に向けた説明を尽くし、本年度中に決断する」と意向を示した。
住民説明会は、2014年7月以来2度目の開催。同地区の真滝2~6区の住民を対象に12日から5会場で開き、計140人が参加した。「長年迷惑 施設を受け入れてきた」「市内全地区に説明、建設提案すべき」など反対が相次いだ一方、「雇用創出や道路整備で地域に活性化を」「市発展へ前向きな議論を 進めるべき」と推進する声もあった。
廃棄物焼却による発電や焼却灰を建設資材として再利用するエコパークあぼし(兵庫県姫路市)など先進9施設を映像で紹介した。
【写真=先進施設の映像やイメージ図を使って一般廃棄物処理施設と最終処分場建設に理解を求めた狐禅寺地区住民説明会】
「エコパークあぼし」は新日鉄のシャフト炉式ガス化溶融炉でしょ,
そういう事例を紹介ということは?
ごみ処理の施設構想は、やはり「焼却(溶融)処理施設整備方針」となっている。
「大東清掃センター 中断していた汚染牧草などの焼却を再開」はどうなったのか?
仮設焼却施設及び新焼却施設、新最終処分場等の建設について 農林業系放射能汚染廃棄物処理のための仮設焼却施設建設について
一関市及び平泉町内には、東京電力福島第一原子力発電所事故により、放射性物質に汚染された、稲わら、堆肥、ほだ木な どの農林業系廃棄物、19,608トンが農家等に保管されている状況にあります。(※このほか牧草4,925トンについては、大東清掃センターで平成26 年5月から5年の予定で焼却処理を行っています。)
一関市・平泉町と広域行政組合では、早急に処理を行い、東日本大震災前の環境を取り戻すため、放射能汚染対策を最優先の重要課題とし取り組んでいるとこ ろであります。稲わら、堆肥、ほだ木などの農林業系放射能汚染廃棄物は、仮設焼却施設を建設し処理したいと考えております。
仮設焼却施設につきましては狐禅寺地区に建設を、また仮設焼却施設から排出される焼却灰については、舞川清掃センターへの埋立をお願いしたいと考えております。
一関清掃センターの焼却施設は、稼働から33年が経過していること、一般廃棄物の高カロリー化が進んでいることから、焼却能力に余力がない状況となっています。
このため、平成25年11月に策定された「県南地区ごみ処理広域化基本構想」に基づき、一関清掃センター及び大東清掃センターを統廃合し、平成33年度を目処に、新しい焼却施設を建設したいと考えております。
また、広域行政組合では、3ヵ所の一般廃棄物最終処分場の管理運営を行っておりますが、いずれも、埋立終了期限が迫っており、新しい焼却施設とともに、新しい最終処分場の整備を行う必要があります。
新しい焼却施設と最終処分場につきましては、狐禅寺地区に建設をお願いしたいと考えております。
〔※詳しい内容は、下記に掲載しております説明会資料をご覧ください。〕
仮設焼却施設 新焼却施設 設置主体 国〔環境省〕 一関地区広域行政組合 管理 国(2年間)→組合(3年間) 一関地区広域行政組合 建設予定年度 平成26年~平成28年 平成26年度~平成32年度 焼却開始予定 平成29年度※焼却期間はおおむね5年間(平成33年度まで)
→焼却終了後は、解体撤去 平成33年度 燃やすもの 指定廃棄物(汚染廃棄物)と、一般ごみとの混焼 一般ごみ 焼却灰の埋立 舞川清掃センター 新最終処分場
説明会資料
一関市・平泉町と広域行政組合では、平成26年7月に、仮設焼却施設、新焼却施設及び新最終処分場の建設について、狐禅寺地区(真滝2区・3区・4区・5区・6区)、舞川地区(舞川5区・7区・8区・9区)の住民の皆様を対象に、説明会を開催いたしました。
説明会におきまして、参加された住民の皆様に配布した説明資料は下記のとおりです。
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