■ 環境副大臣「地震廃棄物の処理施設は県が整備を」
NHK 2016年5月11日
井上環境副大臣は、熊本県を訪れて蒲島知事と会談し、一連の地震で倒壊した住宅のがれきなどの 災害廃棄物の処理について、効率的に進められるよう廃棄物が膨大な地域では、県が市町村に代わって施設整備などを進めてほしいと要望しました。これに対し て蒲島知事は前向きに検討する考えを示しました。
井上環境副大臣は、１１日午後、熊本県庁を訪れて蒲島知事と会談しました。
この中で井上副大臣は、一連の地震で倒壊した住宅のがれきなどの災害廃棄物を環境省が推計したところ、熊本県内では、およそ１００万トンから１３０万トンに上り、通常、県内で出る一般廃棄物のおよそ２年分に相当することを明らかにしました。
そ のうえで井上副大臣は「東日本大震災では、県が市町村から委託を受けて効率的に廃棄物の処理が進められたので、今回も過去の知見を活用して、迅速な処理を 実施すべきだ」と述べ、廃棄物が膨大な地域については、県が市町村に代わって施設整備などを進めてほしいと要望しました。
これに対し蒲島知事は「貴重な提案をいただいたので、県としてもその方向で対応を検討していきたい」と述べ、前向きに検討する考えを示しました。