■ 益城町の避難所に生ごみが山積み 処理が課題に
NHK 2016年4月18日
熊本県益城町では、相次ぐ地震のあと廃棄物の処理ができず、壊れた住宅のがれきや避難所の生ごみの処理が課題となっていて、生ごみが山積みされた避難所では、衛生面を心配する声が強まっています。
益城町では、住民が壊れた住宅の片づけに追われていて、けさもがれきの仮置き場を次々と訪れて、木くずや瓦の破片、壊れた家電製品などを廃棄していました。
自宅が被害を受けた70代の女性は「いくら運んでも減らないほど多くのがれきが残っているので、大変です」と話していました。
益城町では、ごみ処理場の焼却炉が地震で壊れたため、廃棄物が一切処理できない状態が続いていて、仮置き場に運び込まれたがれきをどう処理するかが課題となっています。
一方、避難生活で出る生ごみはより深刻な問題となっていて、避難所の1つ「保健福祉センター」では、人通りの多い場所に生ごみがうず高く積まれ、衛生面を心配する声が強まっています。
益 城町は、これらの生ごみはごみ処理場に移したいとしていますが、人手や車両が足りず、進んでいないということです。避難所で生活する80代の男性は「臭い もするので、病気にならないか心配です。私たちもごみが出ないよう気をつけていますが、早く処理してほしい」と話していました。
益城、嘉島、西原環境衛生施設組合
益城クリーンセンター(熊本県上益城郡益城町大字寺迫290)
ストーカ式(可動) バッチ運転 80t/日 使用開始1989年
■ 熊本地震鉄鋼各社への影響、大鉄・熊本復旧めど立たず
WEB産業新聞 2016年4月19日
14日に発生した最大震度7の熊本地震は、16日午前1時25分にマグニチュード7・3、最大震度6強が発生。また、熊本県阿蘇地方、大分県西部地方、同 中部地方でも地震が多発し、被害がさらに拡大した。鉄鋼業では、新日鉄住金の八幡製鉄所と大分製鉄所が16日の本震発生後に設備を点検。異常は無く通常通 り操業している。生産計画について、18日午前の段階では従来通りの生産。今後については「自動車など、需要業界の動向を見ながら検討していく」(八幡製 鉄所広報)考え。
(略)
…大鉄熊本工場に近いスクラップヤード業者のカネムラエコワークスは高さ47メートルあるガス化溶融炉の煙突が倒れた。溶融炉は数年前に停止していた。ま た、スクラップなどが荷崩れしたため、片付けを行っている。設備は電気が通っているため、切断設備を稼働させ、緊急入荷などに対応している。… …