■ 第1原発・原子炉建屋の放出セシウム、毎時22万ベクレル未満
福島民友 2016年3月16日
東京電力は15日、2月に福島第1原発1~4号機の原子炉建屋から放出された放射性セシウムの量を試算した結果、毎時22万ベクレル未満だったと発表した。原子力規制委員会が認めている放出管理の目標値毎時1000万ベクレルを下回った。
東電によると、各号機ごとの放出量を1月と比較すると1、2、4号機は減少し、3号機は同等だった。1~4号機からの1月の放出量は毎時53万ベクレル未満だった。
下回った、下回ったと言っても、毎時22万ベクレル未満、毎時53万ベクレル未満
「原子力規制委員会が認めている放出管理の目標値毎時1000万ベクレル」
なんで規制委員会が毎時1000万ベクレルって認めているの?
関連(本ブログ)
■福島原発からの放射性物質放出量、今も1時間当たり7000万ベクレル放出とは~ 2012年01月24日
福島第一原発から放出された
セシウム137(半減期30年)は政府発表で1万5000テラベクレル(テラは1兆)
2011年3月の事故直後には1時間当たりおよそ800兆ベクレル放出
2011年11月と12月の値は、1時間当たり6000万ベクレル放出
2012年1月は1時間当たり7000万ベクレル放出
最近はチェックしていないが、、、
東京電力は追加的放出量の試算結果を公表している
資料 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/d150129_08-j.pdf
1~4号機原子炉建屋からの追加的放出量評価結果 平成27年1月評価分(詳細データ)
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原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(平成27年1月)
平 成27年1月29日 環境線量低減対策
○1~4 号機原子炉建屋からの現時 点の放出量(セシウム)を、原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度(ダ スト濃度)を基に評価。(各号機の採取地点は別紙参照)
○1~4 号機の大物搬入口は閉塞の状態で測定。
○1~4 号機建屋からの現時点の放出による敷地境界における被ばく線量は 0.03mSv/年以下と 評価。
○被 ばく線量は、原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度を基に算出した1~4号機の放出量の 合計値は 0.008 億ベ クレル/時であり、原子炉の状態が安定していることから、0.1 億ベクレル/時 以下と評価している。