町田市が「 町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業の実施に関する方針」を発表した。
日刊建設通信新聞に整備事業の概要などがコンパクトにまとめてある。
日刊建設通信新聞 (会員登録)-4 時間前
東京都町田市は15日、同市熱回収施設等(仮称)の整備運営事業実施に関する方針を発表した。施設の整備とともに長期複数年にわたって施設の運営を包括 的に委託するDBO(設計・施工・運営)方式を採用する。3月に特定事業に選定、4月に入札公告し、5月に入札参加者ヒアリング、7月に事業者提案書など の提出を求める。8月に提案内容をヒアリングし、9月に開札、10月に落札者を決定し、基本協定、事業契約の締結を予定している。…
町田市の動向は注目していたので、バイオガス化施設(乾式高温 メタン発酵 方式),,、うまくいけばいいが、、、
なにしろ、広瀬立成さんが「物質不滅の法則」、廃プラスチック焼却の問題など唱えておられた頃、町田市のリサイクル広場に見学に行った。その後、町田市がプラスチックごみ資源化実験などもおこなっ ていたな~などと思いだし。ごみの焼却に異を唱える限りは、家庭ごみの生ごみをどうするかということになるし、都市部での生ごみ堆肥に限界があれ ば、やはりバイオガスには注目する。多くの自治体で実証してくれればいいな~と、、積極的に導入を働きかけるには材料不足なので、やはりうまくいくか、、と、注目する。昨年末には、近場の、バイオエナジーとアルフォを見学したりと、もう、どちらも3度見学しているのだが、やはり、産廃と家庭ごみではだいぶん違うので、事例としてはいまいちで、、
そういえば、東京ガスが、江東区の清掃事務所敷地内で実証実験をした「都市型バイオマスエネルギーシステム(実証実験)」も乾式メタン発酵だったな~ 実証試験だけで終わってしまったが、、
大田区城南島のバイオエナジーは、湿式かな?
自然界に存在する微生物が生ごみを分解することで、バイオガスが発生
安定した発酵を行うため、35℃から37℃の温度で発酵させる中温発酵帯を採用
国内では湿式のほうが実用例が多いのだろうか?
乾式高温だと、(環境省等資料から)
京都府南丹市のカンポリサイクルプラザ バイオリサイクル施設
長野県安曇野市 穂高クリーンセンター
海外で、ドイツバイエルン州パッサウ、ミュンヘンの事例
追記
焼却施設と併設のバイオガス施設(乾式高温 メタン発酵)いろいろあるようです。
コメントいただきました。(ありがとうございました)
●防府市クリーンセンター整備・運営事業の概要
(川崎重工「防府市向けごみ焼却・バイオガス化複合施設を納入」より)
【建設工事】
発注者 : 防府市
受注者 : 川崎重工業株式会社
工事名 : 防府市クリーンセンター整備工事
建設場所: 山口県防府市大字新田内
設備概要 :①選別施設 :破砕機、磁選機、選別施設(焼却施設内設置)
②焼却施設:ストーカ式並行流炉 75t/日×2基
③バイオガス化施設 (高効率原燃料回収施設) : 25.75t/日×2槽
内訳 : 選別ごみ34.4t/日+汚泥17.1t/日=51.5t/日
④リサイクル施設: 粗大ごみ・不燃ごみ・資源ごみ 計23t/5h
●南但ごみ処理施設建設工事
(タクマ「南但広域行政事務組合向け高効率原燃料回収施設の受注について」より)
建設工事の概要
発注者 : 南但広域行政事務組合
工事名 : 南但ごみ処理施設建設工事
建設場所 : 兵庫県朝来市和田山町高田地内
契約金額 : ¥6,323,100,000円(消費税相当額を含む)
契約工期 : 平成22年9月~平成25年3月
事業内容 : 南但広域行政事務組合圏内で発生する一般廃棄物を処理するごみ処理施設の整備
処理の概要 :
① 高効率原燃料回収施設
施設に搬入される可燃ごみは、一旦受入ピットに貯留され、その後、前処理設備(選別設備)により、バイオガス化に適した発酵対象ごみとそれ以外の発酵不適物に選別されます。
発酵対象ごみは、バイオマス施設でメタン発酵処理され、バイオガスが回収されます。バイオガスを回収した後の残渣と発酵不適物は焼却施設(熱回収施設)へ投入され、高温燃焼により適正に焼却処理されます。
バイオマス施設で回収されたバイオガスは、ガスエンジン発電機により電力へ変換され、高効率の廃棄物発電を実現します。
また、焼却施設(熱回収施設)の焼却処理に伴って発生する廃熱を、燃焼用空気の予熱、排ガス加熱等のプロセス熱源や場内給湯、ロードヒーティング等の熱源に有効利用し、施設の熱回収率を向上させます。
② リサイクル施設
高効率原燃料回収施設に併設されるリサイクル施設は、不燃性粗大ごみと不燃ごみを処理する破砕施設とプラスチック製容器包装、紙製容器包装、ペットボトル、缶類を処理する資源化施設で構成され、それぞれのごみから資源物を効率よく回収します。
町田市 更新日:2016年1月15日
■町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に係る事業者選定について
町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業の実施に関する方針について
町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業については、民間事業者の経営能力及び技術的能力の活用を図り、効率的かつ効果的に実施するために「民間資金等の 活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成11年法律第117号)」に定める手続に則って進めていきます。
同法第5条の規定に準じて、本事業の実施方針を定めましたので公表します。
町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業の実施に関する方針(PDF・822KB)
資料1_町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業要求水準書(案)(PDF・2,619KB)
資料2_町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する基本協定書(案)(PDF・395KB)
資料3_町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する基本契約書(案)(PDF・486KB)
資料4_町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する施設整備請負契約書(案)(PDF・815KB)
資料5_町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する運営業務委託契約書(案)(PDF・824KB)
様式1_町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業の実施方針等に対する質問・意見書(XLS・31KB)
町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業の実施に関する方針(PDF・822KB)
(抜粋)
ウ 施設の概要
( ア ) 熱回収施設
計 画処理量は約 6 3 , 000 t /年 と し、計画ごみ質は基準ごみ 7, 2 00 k J /k g、低質ごみ 5 ,200 k J /kg、高質ごみ 9, 8 00 k J /kgと する 。施設規模 は 258 t/日(2系列、 24 時間連続稼動) 、稼働日数は 280 日/年 以上 とし、 処理方式はストーカ方式と する。
( イ ) バイオガス化施設
計画処理量は約 1 8 ,000 t /年 とし、施設規模は 50 t/日とする。 稼働日 数は 3 50 日 /年以上 と し、処理方式は 乾式高温 メタン発酵 方式 とする 。
( ウ ) 不燃・粗大ごみ処理施設
計画処理量は約 9,000 t /年 とし、施設規模は 47 t/ 5h とする。 稼働日 数は 245 日 /年以上 とする
環境省資料
●施設整備マニュアル(生ごみメタン化編、エネルギー回収増強編)