■ 広域ごみ処理施設計画、鳥栖市真木町が同意
佐賀新聞 2016年1月5日
鳥栖市の橋本康志市長は4日、鳥栖市と三養基郡みやき、上峰の両町で2024年春の稼働を目指している広域ごみ処理施設計画に対し、建設候補地の同市真木町から大筋で地元同意を得たことを明らかにした。
計画に関しては、隣接する神埼市と神埼郡吉野ケ里町から参加要請を受けており、「広域での処理についても、今月末をめどに了解いただけるよう努力する」と述べた。
市の仕事始め式の中で報告した。現在のごみ処理施設(みやき町簑原)の設置期限は24年春まで。市は建設候補地に真木町を選び、 昨年3月から地元説明会や交渉窓口となる住民組織との交渉を重ねてきた。ダイオキシン対策など安全面に万全を期し、近隣の環境整備に努めることなどを伝 え、12月7日付で1市2町の処理について大筋の了解を得たという。
神埼市と吉野ケ里町は現在、佐賀市の一部と脊振広域クリーンセンター(神埼市)でごみを処理しているが、老朽化で耐用年数はあと10年程度。鳥栖市環境対策課は「さらなる広域化で施設建設や管理運営の負担削減が見込めることなど、地元に誠心誠意伝えたい」と話している。
現在のごみ処理施設は
いろいろ問題のあったガス化溶融炉、住友金属工業の特殊なシャフト炉型を採用(2004年竣工)
その住友金属工業が、2009年4月以降、契約を継続しない、事業から撤退すると表明して、、どうなることかと思っていたが、その後、委託費の値上げで15年間委託継続となったようだが~その委託契約期間も2024年で終了ということになるようだ。次期の施設建設は、どういう処理形式となるのか、、、もうガス化溶融炉は懲り懲りとなるかどうか、、、
鳥栖・三養基西部環境施設組合
鳥栖・三養基西部溶融資源化センター
工期 着工:平成14年3月 竣工:平成16年3月
処理能力 66t/日×2炉 132t/日
処理方式 シャフト炉型ガス化溶融炉 ←住友金属工業(株)
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