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世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量(2013年、2014年)

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出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
☆グラフは古紙再生促進センター「2013年、2014年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量」などから作成

 

古紙再生促進センターのHPで、世界の紙・板紙統計が更新された。
中国の経済成長、紙の分野も急激な勢いで、、とどまるところを知らずか
それともこのあたりで落ち着くのか?! アメリカや日本は横ばい傾向続く~

公益財団法人古紙再生促進センター

2015年12月16日  世界の紙・板紙統計を更新しました。
(2013年、2014年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量)


これまでの統計資料からグラフ作成
最新データは、2013年と2014年、各年の上位20ヵ国分データ掲載
元データの( )内の数値など詳細は~

1.世界のパルプ生産高(千トン)

出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。


2.世界の紙・板紙生産高 (千トン)

出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。


3.世界の紙・板紙消費量(千トン)

出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。

 

4.国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。


この「世界の パルプ及び紙、板紙生産量と紙・板紙消費量」統計資料では、毎年、上位20位までの国のデータが 掲載されている。ルクセンブルグ、かつては国民一人当たり年間消費量がトップの座であったが、いつのまにか、欄外になった。たんなる統計抜けなんか、消費量の削減なのかは確認できないが、、、フィンランドもアメリカも、消費の縮小率は、日本よりもかなり急ピッチで進んでいる。


●国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

 

中国とアメリカの紙・板紙の生産量と消費量は、3位の日本を大きく引き離しての1位、2位である、
そして、中国の場合は、2014年、古紙の消費量も75,901千トンと、ダントツの世界一である。

しかし、中国国内の古紙回収量は48,381千トンと消費量の半分満たずで、回収率が47%である。
一方、古紙の輸入量は27,520千トンと、、、他に類をみない、世界一の古紙輸入国でもある。

日本の古紙輸出量は、4,619千トンと、主に中国、そして、台湾、ベトナムなどに輸出しているのだが、、
今後、中国はじめ東南アジアの国々の古紙回収率が上がってくると、、、、、
そのときは、日本の古紙は国内にだぶつく可能性もあり、、、

●2013、2014年主要国の古紙回収量、消費量、輸入量、輸出量


出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。

 

日本国内で言うところの「古紙利用率」と「古紙回収率」とは定義が異なるようだが、
世界の「古紙消費原単位」と「古紙回収率」の地域別比較
古紙消費原単位=古紙消費量/紙・板紙生産量
古紙回収率=古紙回収量/紙・板紙消費量

  古紙消費原単位 回収率(%) 全世界合計 0.583 58 ヨーロッパ 0.53 66 北米 0.362 66 アジア 0.707 53 大洋州 0.47 80 南米 0.636 44 アフリカ 0.634 34


●2013、2014年主要国の古紙消費原単位、回収率


出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。

●2014年 古紙消費原単位 ベスト10

<colgroup><col width="28" /> <col width="97" /> <col width="121" /> <col width="89" /> </colgroup>     古紙消費原単位 回収率(%)   全世界合計 0.583 58 1 デンマーク 1.143 57 2 ウクライナ 1.048 44 3 マレーシア 1.015 53 4 メキシコ 1.01 52 5 サウジアラビア 0.986 51 6 台湾 0.977 81 7 ベトナム 0.901 37 8 フィリピン 0.887 45 9 トルコ 0.868 46 10 イギリス 0.845 87 11 スイス 0.839 97 12 スペイン 0.837 74 13 タイ 0.819 66 14 韓国 0.81 88 15 ギリシャ 0.81 59 16 オランダ 0.797 75 17 アラブ首長国連邦 0.782 39 18 エジプト 0.775 46 19 ドイツ 0.737 76 20 中国 0.706 47

ちなみに古紙消費原単位ワースト1位は、フィンランドの0.057(古紙回収率は52%)

●2014年 古紙回収率 ベスト10

<colgroup><col width="28" /> <col width="97" /> <col width="89" /> <col width="121" /> </colgroup>     回収率(%) 古紙消費原単位   全世界合計 58 0.583 1 ノルウェー 114 0.274 2 香港 104   3 スイス 97 0.839 4 韓国 88 0.81 5 オーストラリア 87 0.508 6 イギリス 87 0.845 7 フランス 82 0.659 8 台湾 81 0.977 9 日本 79 0.646 10 ドイツ 76 0.737 11 カナダ 75 0.257 12 オランダ 75 0.797 13 スペイン 74 0.837 14 オーストリア 70 0.473 15 タイ 66 0.819 16 アメリカ 65 0.378 17 ポルトガル 61 0.165 18 ニュージーランド 61 0.312 19 イタリア 61 0.533 20 ギリシャ 59 0.81

ちなみに古紙回収率のワースト1位は、インドの26%(古紙消費原単位0.59)


関連(本ブログ)
紙の生産・消費と古紙の回収・利用等の統計資料(2014年古紙需給統計(暫定版) )古紙再生促進センター 2015年04月05日


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