■ ゴミ処理用地買収難航
読売新聞-42015年12月23日
◆南房総大貫地区 住民の入会地含む
安房郡市広域市町村圏事務組合(館山市)が進める事業費200億円を超える広域ゴミ処理施設建設計画で、建設予定地の南房総市千倉町大貫地区の約20ヘクタールの用地買収が、事実上ストップしている。共同で立ち入り、山菜や薪(まき)などを取る権利を地元住民が持つ「入会(いりあい)地」が用地に含まれ、売買契約が困難と分かったからだ。事業の遅れは必至で、最悪の場合は断念も予想され、予定していた2020年度の完成は難しくなった。…
安房郡市広域市町村圏事務組合の広域ゴミ処理施設建設計画
焼却方式は、ストーカ炉(焼却炉)又はシャフト炉(ガス化溶融炉)の2方 式のどちらかを採用する計画
安房郡市広域市町村圏事務組合 ごみ処理広域化 安房郡市内におけるごみの焼却は、館山市は館山市清掃センター、鴨川市は鴨川清掃センター、南房総市の内房地区(富山、富浦及び三芳地区) 及び鋸南町は鋸南地区環境衛生組合大谷クリーンセンターで行い、南房総市の外房地区(白浜、千倉、丸山及び和田地区)は、民間に処理を委託しています。し かし、現在、安房圏域内で稼働しているごみ処理施設は全てが稼働開始後約30年を経過しており、老朽化が進み、効率的なごみ処理が困難な状況が生じてお り、施設の更新が必要とされています。本組合では、安房地域においてごみ処理の広域化を行うことにより、スケールメリットを生かした効率的なごみ処理を実 施するとともに、優れた公害防止能力を有する最新の施設を整備することによって、環境に配慮したごみ処理を実現させることを目的としたごみ処理広域化事業 を推進しております。
● 公募型プロポーザルの手続きを中止しました。(10月28日)
● 環境影響評価方法書に対する千葉県知事意見が提出されました。(6月10日)
● 処理方式(焼却炉の種類)が決定しました。(3月25日)
●『環境影響評価に関する資料を引き続き公表します。(2月26日)