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ごみ焼却施設「北名古屋工場」は新日鉄住金エンジなど537億円、「富田工場」はJFE167億円で落札

北名古屋工場(仮称)建設事業」は新日鉄住金エンジニアリング
日本経済新聞、「ごみ焼却施設、新日鉄住金エンジなど537億円で落札」によると、名古屋市の「北名古屋工場(仮称)建設事業」は、新日鉄住金エンジニアリングや大林組など16社が落札 したとのこと。落札金額は537億円。新日鉄のシャフト炉式ガス化溶融炉。

落札結果の内容などは、まだホームページで公表されていないが、当初の報道では「北名古屋にガス化溶融炉建設予定」とされていたが、名古屋市廃棄物処理システム検討委員会は「①燃焼方式(ストーカ式)+灰資源化     ②燃焼方式(流動床式)+灰資源化     ③ガス化溶融方式(シャフト炉式)」3つの処理システムが導入可能とし、入札も3方式からの提案となっていた。

2008年当時の報道では、建設費は名古屋市が負担し、北名古屋市と豊山町のごみは委託料を受け取って処理するとなっていたが、PFI方式での実施のようだ。名古屋市の鳴海工場もPFI方式で新日鉄のシャフト炉式ガス化溶融炉で、株式会社 鳴海クリーンシステム (鳴海工場整備・運営事業を実施する特別目的会社)が運営をおこなっている。

 

「富田工場設備更新事業」はJFEエンジニアリング
名古屋市のホームページをみていると、「富田工場設備更新事業」も入札にかけられていて、
JFEエンジニアリング株式会社が167億円(税別)で落札している。日量450トン (ストーカ式)


ブログを書いているうちに、名古屋市のHPで落札者の決定が更新された。

名古屋市
●落札者の決定(平成27年12月11日)
PFI法第8条の規定に基づき、落札者を新日鉄住金エンジニアリング株式会社グループに決定しました。
(平成27年12月11日)名古屋市北名古屋工場(仮称)整備運営事業における落札者の決定について (PDF形式, 337.59KB)
落札者の提案概要
炉 形 式:シャフト炉式ガス化溶融炉
施 設 規 模:330トン/日×2系列

名古屋市
●落札者の決定(平成27年12月11日)
・ (平成27年12月11日)落札者の決定について (PDF形式, 128.73KB)
・ (平成27年12月11日)総合評価落札方式による入札結果 (PDF形式, 53.82KB)

■ごみ焼却施設、新日鉄住金エンジなど537億円で落札
日本経済新聞-2015年12月12日
  名古屋市は11日、ごみ焼却施設「北名古屋工場」(北名古屋市)を新設する整備・運営事業を、新日鉄住金エンジニアリングや大林組など16社が落札 したと発表した。落札金額は537億円。施設は名古屋、北名古屋、豊山の2市1町のごみ処理を担う。処理能力は1日660トンで、2020年7月の稼働を 目指す。
 施設の運営は、16社のうち新日鉄住金エンジなど7社が特別目的会社(SPC)を設立して受託するという。 .. 


名古屋市ホームページ

●北名古屋工場(仮称)建設事業

北名古屋工場(仮称)のPFI
    北名古屋工場(仮称)のPFI手続き

概要
 本市の可燃ごみは、市内4工場(南陽工場猪子石工場五条川工場鳴海工場)で処理しており、このうち南陽工場は本市の概ね5割の可燃ごみ処理能力を有しています。このため南陽工場の更新時には、ごみ量の削減を前提としても、概ね2工場分の処理能力不足を生じることとなるため、現在休止中の富田工場を設備更新(再稼働)するとともに、新工場の建設が必要となります。
 一方、北名古屋市、豊山町のごみは、昭和48年から一部事務組合である北名古屋衛生組合の環境美化センター(北名古屋市二子四反地)で処理してきました。しかし、施設が老朽化してきたことから、その対応を「第2次愛知県ごみ焼却処理広域化計画」に基づいて愛知県、本市とともに検討してきました。
 本事業は、その検討に基づいて、環境美化センターの敷地拡張を行い、本市と北名古屋衛生組合が共同で新たなごみ処理施設を建設するものです。

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計画内容
 事業予定地 北名古屋市二子四反地
 敷地面積  約26,000平方メートル
 施設規模  日量660トン

 処理システムについては、「名古屋市廃棄物処理システム検討委員会」において調査、検討、評価を行いました。
 詳しくは、北名古屋工場(仮称)における処理システムの検討についてをご覧下さい。

詳細は~


●富田工場設備更新事業について
計画内容   
事業予定地 名古屋市中川区吉津四丁目3208番地   
敷地面積  約25,000平方メートル   
施設規模  日量450トン
燃焼方式(ストーカ式)


関連(本ブログ)
北名古屋にガス化溶融炉建設予定 2020年稼働 2008年06月19日

 


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