■ 千葉市の新清掃工場/日量585t、ガス溶融採用
日刊建設通信新聞 (会員登録)【最終処分場は2032年度稼働】
千葉市は、焼却施設やリサイクル施設、最終処分場などの将来的な施設配置のあり方を盛り込んだ一般廃棄物処理施設基本計画案をまとめた。新清掃工場は処 理能力を日量585t(195t×3炉)とし、新内陸最終処分場を延命化させるため処理方式はガス化溶融(シャフトまたは流動床)方式を採用する。 2016年度から20年度に環境影響評価手続き、21年度から25年度に建設を進め、26年度の稼働開始を目指す。次期最終処分場は28年度に着工し、 31年度の完成を見込む。
焼却施設のうち新清掃工場は、16年度末で廃止する北谷津清掃工場(若葉区北谷津町347、施工=日立造船)の敷地に建設する。市内の焼却対象物の半分を中心に新港清掃工場から出る焼却主灰と新浜リサイクルセンターから出る不燃残さを受け入れる。
既存の北清掃工場(花見川区三角町727-1、ストーカ炉、処理能力・日量570t、施工=三菱重工業)は、修繕しながら30年度末まで延命化する。
新港清掃工場(美浜区新港226-1、施工=川崎重工業)は、既存建築物を活用し、老朽化したプラントのみを更新する。引き続きストーカ炉を採用し、現 在、日量405t(135t×3炉)の処理能力を522t(174t×3炉)に引き上げる。21年度から25年度に環境影響評価手続き、26年度から30 年度にリニューアル整備を進め、31年度から再稼働する。
リサイクル施設は、既存の新浜リサイクルセンター(中央区新浜町4、施工=三菱重工業)を30年度末まで稼働させる。その間、次期リサイクル施設の建設 に向け、現在地の拡張を含めた建設用地の検討を進める。25年度の基本設計、26、27年度の生活環境影響評価、28年度から30年度までの建設期間を経 て31年度から稼働する。
最終処分場のうち新内陸最終処分場(若葉区更科町1457、施工=大林・鹿島・伊藤JV、熊谷・大昭和JV)は、31年度に埋め立てを終えるが、新清掃 工場の稼働で37年度まで使用できる見通し。しかし32年度以降の埋め立て先を確保するため、次期最終処分場の建設用地確保の検討を早期に着手する。23 年度から27年度まで環境影響評価の手続きを進め、28年度に着工する。
汚水処理場は、下田最終処分場の塵芥汚水処理場(若葉区谷当町630、施工=荏原インフィルコ)で建て替えが必要となっている。現施設用地は狭いため、新たな敷地を確保した上で、20年度から22年度に次期汚水処理場を建設し、23年度から稼働させる。
同計画案の策定は日本環境衛生センターが担当した。
千葉市、ごみ開封調査までして、、焼却ごみの3分の1削減、清掃工場3から2体制に、,ということでごみ減量がんばって、、、
それが、、建替はガス化溶融炉採用とは、、、がっかり、、、 千葉市
●千葉市一般廃棄物処理施設基本計画(案)平成2 7 年 10 月
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