■ごみ収集車内の爆発事故増加 明石市、ルール徹底呼びかけ
神戸新聞-2015年10月2日
カセットコンロのボンベやスプレー缶がごみ収集車内で爆発する事故が兵庫県明石市内で4月以降に3件発生し、2011~14年度の年間平均件数に並 んでいることが1日分かった。鍋料理などでカセットコンロを使う機会が増える季節を前に、市はごみ出しルールの徹底を呼び掛けている。
同市では2007年5月、ごみ収集車5台が同じ日に相次いで出火する火災があったことから同年6月にごみ出しルールを改定。缶を使い切り、穴を空けた上で「ボンベキケン」と書いた袋に入れて「燃やせないごみ」の日に出すことになっている。
1日に行われた市会決算審査分科会での報告によると、07年度に16件あった爆発件数は減少傾向を示し、11~14年度は年間2~4件で推移してきた。しかし市によると本年度はすでに3件発生している。
近年の爆発はほとんどの場合、収集車の消火器で消し止めているが、13年に同市大久保町内で発生した火災では消防車が出動した。市環境部は「爆発すれば周囲の人や建物を巻き込む可能性が生じる上、収集車にも損害を与えることになる」としてルールの順守を呼び掛けている。
明石クリーンセンターTEL078・918・5790
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ごみ収集車内の爆発事故増加 明石市、ルール徹底呼びかけ
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