容リ協会「26年度分 市町村別合理化拠出金配分明細」から23区分のみ抜粋
容リ協会ホームページで,平成26年度分合理化拠出金額の市町村ごとの明細表が公表された。
さっそく、23区分の明細をみてみた~
年々減少していく拠出金、平成26年度は全国で約14億円、23区分は約4千万円
25年度分は約21億円、そのうち23区分は約9,300万円
平成22年度分の約100億のときは、23区には4億7千万円配分された。
いつまでも当てにはできない拠出金ではあるが、ゼロよりは少しでもプラスになれば、せめて、普及啓発費用にでもしてくれればいいのだが、、、
なにしろ、この「市町村への合理化拠出金制度」の支払いのポイントは、「きれい」「少ない」がめやす。想定されるリサイクル費用よりも、「現に要した費用」が「想定額」を下回ったときは、その差額を市町村にも拠出するというもの。従って、市町村は、申込量と実績量の乖離をできるだけ少なくしたいのか、積極的にリサイクルの拡大をしないようにもみうけられる。容器包装プラスチック類は、回収量も横ばいないしは減少傾向。例えば、プラスチックも、品川、練馬、葛飾、江戸川のようにのように品質配分で入ってくる拠出金は、集まったものが「きれい」だったということ。低減額配分での拠出金は、目標の申込量に達しなかった「少ない」ということであるので、、、なんというか、、、現状の容リ法の仕組みでは、いかに事業者がリサイクル費用を負担するとはいえ、市町村負担分(小規模事業者負担分含む)は、収集・運搬・選別・圧縮とあまりに処理コストがかかりすぎる。プラスチック類など、ごみ処理コストの2倍以上のリサイクル費用がかかっているのだから、、、国の、容リ法改正の論議はストップしたままだし~
平成26年度合理化拠出金 市町村ごとの明細表を掲載
26年度分 市町村別合理化拠出金配分明細
東京都(88KB)
23区分のみ抜粋
平成26年度分合理化拠出金額(括弧内は25年度拠出金)
平成26年度分はペットボトルとプラスチック合計(25年度はガラスびん(その他の色)・プラスチック製容器包装)
千代田区 344,314円(6,398,544円)
中央区 459,977円( 5,882,942円)
港区 950,303円(8,053,066円)
新宿区 620,012円(5,648,369円)
文京区 346,336円(14,788円)
台東区 11,388円(8,028円)
墨田区 623,736円(40,388円)
江東区 3,868,525円(1,907,860円)
品川区 2,185,147円(2,298,934円)
目黒区 626,821円(3,169,607円)
大田区 68,208円(226,532円)
世田谷区 1,344,290円(107,431円)
渋谷区 0円(29,538円)
中野区 1,004,481円( 11,680,790円)
杉並区 1,854,841円(14,549,765円
北区 0円(18,793円)
荒川区 354,873円(0円)
板橋区 553,598円( 31,215円)
練馬区 12,618,685円(17,364,818円)
足立区 0円(11,774円)
葛飾区 6,187,332円(7,749,666円)
江戸川区 5,511,646円(7,732,318円)
23区計 39,534,513円(92,925,166円)
容器包装リサイクル法第十条の二で定められている市町村への資金拠出制度 に基づき、平成26年度分の資金拠出額が下表のとおり確定しましたので、お知らせします。
ガラスびん(無色、茶色、その他の色)については、「現に要した費用」が「想定額」を上回りましたので、拠出金はありません。
対象となる拠出金総額は、容リ法施行規則に定められた、「品質」基準による配分と「低減額」貢献度に応じた配分により、それぞれ対象となる各市町村・一部事務組合等に配分計算され、9月25日(金)に対象市町村・一部事務組合等に対して支払われる予定です。
容器包装合計 無色茶色その他
の色 配分金額(円) - 102,345,989 1,758,421 1,284,540,303 1,388,644,713 契約市町村数 949 1,002 1,222 1,203 149 1,082 1,554 引取実績有りの市町村数 944 999 1,210 1,202 148 1,081 1,552 拠出金配分対象市町村数 - 1,202 148 1,041 1,428
合理化拠出金額の経年推移
想定額、現に要した費用、合理化拠出金額の経年推移
想定量:毎年の市町村からの申込み量(特定事業者負担分のみ)