■火災のバイオマス施設 年内にも全面再開-白老町
苫小牧民報-2015年9月10日
白老町は今年6月に火災が起きたバイオマス燃料化施設「ecoリサイクルセンターしらおい」について、年内の全面復旧を目指す考えを表明した。町議会定例会9月会議で松田謙吾氏(無会派)の一般質問に対する答弁。詳細は10日に開かれる町議会全員協議会の中で説明する。
町はバイオマス燃料化施設火災事故再発防止検証委員会で検討を進めてきた火災原因について、「固形燃料冷却装置につながる排熱ダクト内に燃料残さが詰まり、排熱不良で装置内の残さが自然発熱し、発火に至った可能性が高い」と推定。
被害額は総額1417万円で、操業停止に伴う固形燃料の減産による収入減の見通しは約490万円。復旧経費は4683万円とし、「全額が火災保険 で補てんされる見通し」と説明。全面復旧は再発防止策を講じた上で12月末をめどとするが、固形燃料の生成は全面復旧前よりも早い段階で行う考えを示し た。
同施設は生産規模を縮小した実証試験として、今年度から3年間稼働することが決まっているが、松田氏は2016、17年度の2年間で同施設に対す る町の持ち出しが約2億8750万円に上ることを指摘。「すべて町民の税金だが、無駄金になってしまう。財政が厳しいこともあるのでバイオマス施設は廃止 を検討すべき」と迫った。
これに対し町は「(廃止すると)国に約9億円を一括返済しなければならず、施設解体も必要になる。今の対応は道や国と協議した中で町民負担が最も掛からない方法として選んだ」などとし、現状体制で稼働させることに理解を求めた。
バイオマス施設といえば聞こえはいいが、、、
結局は固形燃料化施設、、、問題あれど、廃止したくとも廃止もできず、、、
廃止すれば、約9億円の補助金一括返済となってしまう、、、
今にそのうち、、、灰溶融施設のように、、
「補助金等に係る財産処分承認基準の運用」とかで、
条件が整えば、「交付金の返却なし」も必要になるかも、、、
そういう問題施設がどれくらいあるのだろう?
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