■ 建設中の産廃処理施設 船橋市が設置許可取り消し
千葉日報 2015年9月5日
船橋市は4日、産廃処分業「白井リサイクルセンター」(本社・白井市)に対し、同社が船橋市西浦に建設中 だった産廃処理(がれき類の破砕)施設の設置許可を取り消し、同社に処分通知を手渡した。市によると、同社は今年6月に知事から廃棄物処理法違反で産廃処 分業など3件の許可取消処分を受けたため市内処理施設設置許可の欠格要件に該当し、取消処分とした。同市が設置許可の取消処分を行うのは2008年3月以 来3回目。
同社は白井市内の産廃処理施設で、許可を受けていない一般廃棄物を受け入れて処理。廃棄物処理法に違反したとして、知事が「産業廃棄物処分業」「産業廃棄物収集運搬業」「産業廃棄物処理施設設置」の許可取消処分とした。
同社が船橋市内に建設中の産廃処理施設はほぼ完成したが、設置許可取り消しとなったため、同社が施設を使用することはできない。市は14年1月に設置許可を出していた。
県廃棄物指導課によると、産廃処分業者の法令違反などにより設置許可取消処分となるのは、県管轄分でも年に1件程度しかなく珍しいという。