■スプレー缶、穴開け不要 札幌市、ごみ回収変更へ 死亡火災受け
北海道新聞-2015年8月18日
札幌市が、ごみとして収集する使用済みスプレー缶などについて、今後は穴開けされていない状態で回収することが17日、分かった。現在は、ごみとし て出す市民に穴を開けるよう求めているが、同市内で穴開け作業が原因とみられる死亡火災が2年連続で発生したため改める。10月から清田区の一部を対象に 試験的に導入し順次、全市に拡大する。
同市は、使用済みのスプレー缶やカセットボンベなどについて、市民に対して穴を開けた上でごみステーションに出すよう求めている。ごみ収集車の中で圧縮され、残っているガスが火災や爆発を引き起こす恐れがあるため。
同市内では、昨年3月と今年5月、自宅で行っていたスプレー缶などの穴開け作業が原因とみられる火災が発生し、計3人が死亡。死亡火災が相次いだことを受け、回収方法の変更を決めた。
家庭でのスプレー缶などの穴開け作業では、漏れたガスにストーブやこんろから引火する火災が全国的に後を絶たない。環境省は2009年以降、「市民が穴開けしないようにすることが望ましい」と自治体に対して繰り返し伝えている。
ただ、同市によると、市民に穴を開けてから出すことを求めるのは政令指定都市20市のうち札幌を含め10市。また、道内では穴開けを求める市町村は少なくなく、自治体の対応は割れている。
清田区での試験回収の対象は約8300世帯。これまで4週に1回の「燃やせないごみの日」に収集してきたが、週2回の「燃やせるごみの日」に併せて集める。
「穴開けせずに」「使い切って」と、いっても、、ルールは守られず、、
ごみ収集車や処理施設の、火災・爆発事故はあとを絶たず、、、
ルールが守られなければ、、どんなこともリスクは大きい、、
使用済みのスプレー缶やカセットボンベなどは、
パッカー車に入れずに別回収してほしい~
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