☆科学技術振興機構「研究基盤としてのアンドロイド「ERICA(エリカ)」を開発」より転載
■ 美人ロボット「ERICA」は23歳 人工知能で自然に対話 阪大や京大が開発
産経ニュース 2015年8月4日
人工知能を使ってスムーズに対話ができる人間そっくりの女性型ロボット「ERICA(エリカ)」を、大阪大や京都大などの研究チームが開発し、3日都内で報道陣に公開した。
■“美人”で人間そっくりのアンドロイド「ERICA」、JSTや阪大など開発 人間との自然な対話、実現へ
ITmedia - 2015年8月3日
科学技術振興機構(JST)と大阪大学、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、京都大学は8月3日、人間そっくりで“美人”なアンドロイド 「ERICA」(エリカ)を開発したと発表した。人間の話を正確に理解し、相づちを打つなど、音声と動作が結びついた自然な対話をアンドロイドで実現する ための研究プラットフォームとして活用する。
科学技術振興機構(JST)
■研究基盤としてのアンドロイド「ERICA(エリカ)」を開発~自然な対話が可能な自律対話型アンドロイドの実現に向けて~
JST 戦略的創造研究推進事業において、ERATO石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクトの石黒 浩 研究総括(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授、株式会社国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 所長・ATRフェロー)、河原 達也(京都大学 大学院情報学研究科 教授)らは、研究プラットフォーム注1)として人間に酷似したロボットのアンドロイド「ERICA(エリカ)」を開発しました。
従来のアンドロイドは実在の人物をモデルにしてきましたが、「ERICA」の見た目は、美人顔の特徴を参考にコンピューターグラフィックスで合成していま す。これまでの研究から、人間は時として人間よりもロボットとの対話を好むことが知られています。姿形を合成することで、ロボットとしての親しみやすさと 人間としての存在感を併せ持たせ、見た目において人との自然な対話を実現するための新たな試みを行いました。
また、対話の際の自然な振る舞いを実現するため、「ERICA」には、プロジェクトの参加者がこれまでに開発してきた音声認識技術、音声からの動作生成技 術、ロボット制御技術などの要素技術が調和して動くよう統合した上で搭載されています。研究室の来客と対話し自己紹介をするという限られた状況において、 相手の動作や音声を認識し、人間らしい振る舞いを伴った対話が可能となりました。音声も現時点で最も完成度の高い技術をもとに作られ、合成音ながらほとん ど人間と区別がつかないレベルになっています。
動きを生み出す空気圧アクチュエーター注2)は、頭部を中心として19本が埋め込まれ、2年後を目処に30本まで増やし、腕も含めた上半身が人間らしく動くように改良します。制御回路にはほぼ無音の新しい回路を用いています。
プロジェクトでは、この「ERICA」を研究プラットフォームとして用い、見た目と振る舞いを統合的に進化させることで、日常生活で活躍する自律対話型アンドロイド注3)の実現を目指します。
本成果は、以下の事業・研究領域・研究課題によって得られました。
戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)
研究プロジェクト 「石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクト」 研究総括 石黒 浩(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授、株式会社国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 所長・ATRフェロー) 研究期間 平成26年7月~平成32年3月上記研究課題では、特定の状況と目的において自律的に対話できる機能、複数の情報伝達手段を用いて社会的状況で複数の人間と対話できる機能等、実社会において人間と親和的に関わり、人間と共生するための自律型ロボットの実現を目指しています。
美人アンドロイド
「ERICA(エリカ)」も「地平(ちひら)アイこ」も何となく似ている?
「ERICA(エリカ)」 身長:166センチメートル 年齢23歳
「地平(ちひら)アイこ」 身長165センチメートル 年齢は32歳
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