■ 東日本大震災:福島第1原発事故 楢葉町の廃棄物、19年に焼却終了 建設へ公募開始 /福島
毎日新聞 2015年7月3日
環境省福島環境再生事務所は1日、楢葉町の除染で出た可燃性廃棄物や津波がれき、解体家屋の廃材など推定約13万5000トンを焼却する減容化処 理施設を建設する事業者の公募(一般競争入札)を始めた。入札は8月20日で、早ければ年内に造成工事が始まり、来年秋に稼働、2019年4月までにすべ ての処理を終える計画だ。
建設予定地は波倉地区の約4ヘクタール。焼却後、1キロ当たり10万ベクレルを超える灰は中間貯蔵施設へ、それ以下は富岡町の最終処分場「フクシ マエコテッククリーンセンター」に運ぶ計画。ただし、両施設が稼働するまで焼却灰は施設内に保管される。すべての焼却処理が終わった後、1年かけて施設を 解体し、土地を地権者に返還する。
環境省直轄の減容化処理施設は楢葉町で8カ所目。【栗田慎一】
福島環境再生事務所 報道発表
対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)の発注について(楢葉町)
処理能力:200t/日程度
入札方式
一般競争入札(総合評価落札方式)
3.今後のスケジュール
7月 1日(水) 一般競争入札公告
7月27日(月) 申請書及び資料の提出期限
8月20日(木) 入札
平成27年度楢葉町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理) [2015.07.01~2015.08.20]
添付資料 入札説明書等[PDF 780.1 KB] 入札説明書(様式0~6)[DOC 245.0 KB] 入札説明書(様式5)[XLS 29.5 KB] 要求水準書等[PDF 6.0 MB]競争入札とはいえ???
国直轄による福島県(対策地域内)における災害廃棄物等の仮設焼却炉は、(平成27年6月26日現在)
7市町村において仮設焼却施設の設置を予定。6市町村(7施設)において事業者との契約を終え、うち、6施設は稼働中、1施設は建設工事中
飯舘村(小宮地区) 稼働中(平成26年11月より)5t/日 神鋼環境ソリューション・神戸製鋼所JV
川内村 稼働中(平成26年12月より) 7t/日 日立造船
富岡町 稼働中(平成27年4月より) 500t/日 三菱重工環境・化学エンジニアリング・鹿島・三菱重工JV
南相馬市 稼働中(平成27年4月より) 200t/日 JFE、日本国土開発JV
葛尾村 稼働中(平成27年4月より) 200t/日 JFE、奥村組、西松建設、大豊建設JV
浪江町 稼働中(平成27年5月より) 300t/日 日立造船・安藤間・神戸製鋼所JV
飯舘村(蕨平地区) 建設工事中 240t/日 IHI環境エンジニアリング・日揮・熊谷組JV
楢葉町 建設工事準備中 200t/日(想定) ←今回入札
大熊町 処理方針検討中-
双葉町 処理方針検討中 -
川俣町 処理方針検討中-
田村市 既存の処理施設で処理中