■ Jパワー、川崎重工 ごみから燃料製造 施設運営を開始
産経ニュース 2015年7月1日
電源開発(Jパワー)と川崎重工業は1日、長崎県西海市に建設していた一般廃棄物炭化燃料製造施設が完成し、運営を開始したと発表した。平成42年まで西海市炭化センターの安定的な運営を図る。
両社は共同出資による特別目的会社「グリーンコール西海」を設立し、施設の設計・建設を進めてきた。1日からグリーンコール西海が運営を始めた。同施設は、一般廃棄物を炭化燃料とし、有効利用するのが目的。循環型社会・低炭素社会の実現を目指している。
電源開発(Jパワー)ニュースリリース
電源開発株式会社
電源開発株式会社(社長:北村雅良、以下「J パワー」)は、川崎重工業株式会社(社長:長谷川聰、以下「KHI」)と共同で、「西海市エネルギー回収推進施設整備・運営事業(添付1)」(以下「本事業」)について、本日、長崎県西海市との間で特定事業契約(*)を締結いたしました。
(*) 本事業に係る基本事項を定めた基本契約、並びに基本契約に基づく建設工事請負契約及び運営業務委託契約の総称本事業は、西海市内で発生する一般廃棄物等を炭化燃料に加工する施設の設計、建設、運営を実施する事業であり、製造された炭化燃料を有効利用するこ とで循環型社会・低炭素社会の実現を目指すものです。事業方式には、施設の設計、建設、運営を一括して民間事業者に委託するDBO(Design:設計、 Build:施工、Operate:運営)方式が採用されており、施設の設計、建設業務についてはKHIが、運営業務についてはJパワーとKHIの共同出 資による特別目的会社「株式会社グリーンコール西海」がそれぞれ担います。
施設外観図本年8月10日、総合評価一般競争入札方式により本事業の落札者に決定され、本日、西海市との間で特定事業契約の締結に至っております。今後は、平成27年3月までに施設を設計・建設し、平成27年4月より平成42年3月までの15 年間にわたり同施設の運営を行います。
J パワーは、これまで下水汚泥などを活用したバイオマス燃料製造事業を推進しており、
今後も未利用資源の活用と温室効果ガスの削減による地球温暖化防止に積極的に取り組んでまいります。