☆清掃工場分のみ(破砕ごみ処理施設分は含まず)
グラフは、清掃一組「ごみ性状調査結果」より作成
清掃一組ホームページで、平成26年度の「ごみ性状調査結果」と「環境測定結果」が公表された。
それぞれのデータをグラフにしてみた~
6月8日
ごみの中身(ごみ性状調査結果)
ごみ性状調査の結果を掲載しています。
性状調査とは、ごみの組成等の実態を把握することにより、清掃工場や不燃ごみ処理センターの適正な運営を図るための基礎資料を得るために実施している調査です。
ごみ性状調査結果 詳細は~
6月8日
平成26年度のごみ組成割合は、
清掃工場に搬入されたごみでは紙類が46.31%(前年度は43.91%)と、2.4%増えてしまった。
そのほかの品目ではすべて縮小した。
●清掃工場に搬入されたごみ 平成26年度
☆清掃工場分のみ(破砕ごみ処理施設分は含まず)
不燃ごみ処理センターに搬入されたごみの組成割合では、紙類やプラスチック類のいわゆる可燃ごみ割合は減少、その分、ガラスや石陶磁器の割合が増え、家電製品は21.15%(前年度19.95%)となっている。
●不燃ごみ処理センターに搬入されたごみ 平成26年度
●清掃工場別 ごみ性状調査結果(各工場とも年4回調査の平均値)
光が丘清掃工場(区収集ごみが99%)以外は、全ての清掃工場で紙類の割合が増えていた。
事業系持込みごみの多い工場は紙類が大幅に増加している~
有 明清掃工場は、約4%の管路収集を除けば、すべて事業系の持込みごみ。破砕ごみ処理施設は、粗大ごみ破砕後の焼却施設。いつもは、畳が十パーセント以上 あったが、25年度は2%のみ。破砕ごみの近隣清掃工場(湾岸地域)での焼却が,着実に進んでいるということか~ 破砕ごみ処理施設は平成27年度末で廃 止予定。
家 庭系の区集収ごみが多いか、事業系の持込みごみが多いかで、ごみの性状も少し変わってくる。こうしてみると、事業系の持込みごみに「紙類」が多いであろう ことがみえてくる。各工場の区収と持込みの割合、平成26年度に関してはまだ事業年報が公表されていないので平成25年度で参考に。例年それほど変化はな いとおもうので、、
●平成25年度の各清掃工場の区収集ごみと持込みごみの割合
(26年度はまだ事業年報が出ていない)
まだ平成26年度の23区のごみ量速報値のみで、清掃工場搬入量などは公表されていない。
平成26年度の清掃事業年報が公表されたらまた~
参考
平成25年度は 約116万トンの紙ごみを焼却か?!
なんと、平成25年度の焼却ごみの組成割合、紙類が全清掃工場平均で43.9%になってしまった。プラスチック類も18.4%に増加した。まだ、平成25 年度の清掃工場での焼却ごみ量は公表されていないが、先日公表された、区収集の可燃ごみと持込ごみ可燃分を合わせるとおそらく約266万トン程度になる。 (1,738,272.87t+(946,786.86t*97.2%)=2,658,549.70t ※持込みごみは一部不燃や粗大もある)平成25年 度は、23区の清掃工場で約116万トンの紙ごみを燃やしたことになる。
毎年、100万トンを越す紙類が23区の清掃工場で燃やされている!!
平成25年度のごみ焼却量はまだ発表されていないので、昨年の比率で持込みごみの可燃分を案分した。
■重金属含有量(乾電池、蛍光灯類を除く)(mg/kg)
何 もプラスチックに限らず、様々なごみに重金属類が含まれているのがよくわかる。たまたま取り出したごみにこれほども含まれているのだから。清掃一組として は出口対策が仕事、しかし、多額の費用をかけての重金属類など貴重な調査、これを免罪符にすることなく、不適正ごみ搬入阻止に有効に活用してほしい。乾電 池や蛍光灯類の調査や公表も然り、もっと水銀対策等に毅然として立ち向かうべきなのではないか。廃棄物処理事業の立場から、こうも、わが国の、重金属規制 の緩いことにモノ申さなくては。包装材、印刷インキ、プラスチック柔軟剤・添加剤等など、欧米に比べて、化学物質や重金属類の規制は甘いように思える。入 口対策なしでの出口対策には限界がある。おまけに排ガスの重金属規制もないし。特に23区で、蛍光灯などの水銀含む廃棄物の、不燃ごみ扱いから、有害物ご みや資源物として扱い、清掃工場への搬入阻止へ何らかの対策をしなければ、、、
※不燃ごみ処理センターなどの施設の環境調査などの報告はほとんどないが、蛍光管などの破砕でかなりの水銀が気化しているのか?
《カドミウム》
《鉛》
《ひ素》
《総水銀》
《セレン》
いつもは全ての工場で不検出だとおもったが、今回、不燃物で検出あり、
wikipediaセレン セレン(英: selenium)は原子番号34の元素。元素記号は Se。カルコゲン元素の一つ。セレニウムとも呼ばれる。用途:金属セレンは、半導体性、光伝導性がある。これを利用してコピー機の感光ドラムに用いられ る。またセレンは整流器(セレン整流器)に使われたり、光起電効果によりカメラの露出計やガラスの着色剤[4]、脱色剤に使われる。毒性がある為、現在は 使用が制限され多くの用途において代替物質が使用されている。
《亜鉛》
《総クロム》
《リチウム》
《平成25年度 搬入先ごみ性状調査結果(全工場出現範囲)》
《破砕ごみ処理施設》