■ 仮設焼却施設が完成 浪江のがれき処理で環境省整備
福島民報 2015年5月26日
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故に伴う浪江町内の災害がれき、除染廃棄物などを処理する環境省の仮設焼却施設が完成し、25日、同町棚塩の現地で火入れ式が行われた。6月1日に廃棄物の搬入を始め、3日から焼却をする。
施設は1日当たり約300トンの処理能力があり、29年4月末までに約16万3000トンの処理を完了させる。29年度末までに施設を撤去する。総事業費は約494億円。
式には約70人が参加した。小里泰弘環境副大臣が「稼働により町の早期復興に大きく貢献できる」と述べた。小里氏、馬場有町長、吉田数博町議会議長、上田順一南棚塩行政区長らが火入れのスイッチを押した。
火入れ式終了後、馬場町長は「これで町内に放置されていたがれきが片付く。復旧から復興へのステップアップにつながる」と語った。
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仮設焼却施設が完成 浪江のがれき処理で環境省整備
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