■極東開発、バイオガスプラント事業へ参入…コーンズ社と技術提携
レスポンス-2015年5月25日
極東開発工業は5月25日、コーンズ社とバイオガスプラントに関する技術提携を行い、バイオガスプラントの分野へ参入すると発表した。
バイオガスプラントとは、食品残渣や家畜ふん尿など、動植物由来の再生可能な有機性資源(バイオマス資源)をメタン発酵させ、バイオガスエネルギーへ転換 させ、ボイラーや発電機の燃料として利用するシステム。バイオガスは「バイオ燃料」の一種で、同じバイオ燃料であるバイオエタノールと比較した場合よりエ ネルギー回収率が高く、化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして世界的に建設が進んでいる。
なお、コーンズ社は2015年3月末現在で国内40プラントのバイオガスプラント納入実績を持つ。極東開発は今後、コーンズ社との技術提携によりバイオガスプラントの拡販を進めていく。
2月には、採算悪化で「ガス化溶融炉」事業脱退のニュースがあったが、
今回は、バイオガスプラント事業へ参入
■ガス化溶融炉(サーモセレクト方式)事業撤退 燃料高騰で採算悪化 極東開発 2015年02月28日 ■ 産業廃棄物焼却炉のアクトリー、JICAの都市ごみ焼却普及事業を受託 日刊ベトナムニュース 2015年5月25日 各種環境関連プラントや再生油の製造・販売を手掛ける株式会社アクトリー (石川県白山市)は、国際協力機構(JICA)が実施する政府開発援助(ODA)事業「都市ごみ焼却・埋立地再生に関する普及・実証事業」を受託した。事 業期間は2015年1月30日から2017年12月28日まで。
ベトナムでは、経済発展に伴い都市ごみの発生量が増大しているが、衛生的な処理方法が整備されておらず、新規処分場の確保も困難な状況にあり、環境汚染の原因となっている。
こうした現状を背景に、産業廃棄物焼却炉で日本国内トップシェアを誇るアクトリーは、自社のロータリーキルン式(向流型)焼却炉を用いた多種多様な廃棄物の混合焼却処理技術を普及すべく、北中部トゥアティエン・フエ省に実証用焼却炉を導入し、有効性の検証などを行う。
これにより、現地の廃棄物の減容化・無害化、更に埋立地の再生を図ると共に、廃棄物の適正な処理方法を確立することで、ベトナムにおける環境負荷の軽減及び衛生環境の改善に寄与することを目指す。