☆神鋼環境ソリューション「微量PCB汚染変圧器の現地洗浄処理を本格的に開始~兵庫県神戸市内での無害化処理の大臣認定を取得~」より転載
■神鋼環境ソリューション 有害物質PCBの現地処理サービス開始神戸新聞-2015年4月24日
神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)は5月から、有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)の現地処理サービスを始める。新開発した移動式装置で工場などに出向き、大型変圧器の残留PCBを除去し無害化する。
PCBは電気を通さず燃えにくい特性から、変圧器やコンデンサーの絶縁油に多く用いられた。すでに使用は禁止され、2026年度末までの無害化処理が義務づけられている。
新装置は縦6メートル、横2・5メートル、高さ2・5メートルのコンテナ形。低濃度のPCBを含んだ絶縁油を約40時間循環させて塩素を分離する。第1弾として、川崎重工業神戸工場(神戸市中央区)の大型変圧器2台を無害化する。
電力会社などはPCBを含む絶縁油を回収し、焼却処理する施設を持つ。ただ、大型変圧器は解体が難しく、神鋼環境は民間事業者から一定の需要があると判断した。今後10年間で100億円程度の売り上げを目指す。
(高見雄樹)
いいですね、現地で処理サービス、
そうすれば大型の変圧器も、現場解体で処理施設まで運んで処理をする等、多少はリスク減少か、
課電自然循環洗浄も順調にいけば、微量PCBの処理も少しは捗るか、、、
神鋼環境ソリューション大臣認定では、
施設設置場所は兵庫県神戸市中央区東川崎町2丁目14番及び20番
処理の方法は洗浄(加熱強制循環洗浄法)となっていたが、
参考:低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について (株式会社神鋼環境ソリューション)
かんでんエンジニアリングも、現地洗浄処理(溶剤循環洗浄法(常温条件))をおこなっている。
神鋼環境ソリューションは高濃度PCB処理でも、
すでにJESCOの北九州事業所、大阪事業所で高濃度PCBの無害化処理を実施中
産業廃棄物処理事業振興財団の「評価済PCB処理技術一覧」をみると、
廃PCB等(液状PCB廃棄物)の脱塩素化分解の金属Na分散体法(SP法)、水素化脱塩素精製法(HDR法)、
PCB汚染物(固形状PCB廃棄物)の溶融分解ではプラズマ溶融分解法
洗浄では、溶媒抽出分解法(SED法)。分離で還元加熱分離法(RH-SP法)が技術評価されている。