■ 神谷工場、再延長へ 鳥取市のごみ処理施設問題
日本海新聞 2015年4月11日
鳥取市河原町での可燃物処理施設建設差し止めを求める地元住民が広島高裁松江支部に控訴したことを受け、深沢義彦市長は10日の定例会見で、当初予 定していた2017年4月までに同施設を完成させることは「難しい」とし、現ごみ焼却施設の神谷(かんだに)清掃工場(同市西今在家)の稼働時期を再延長 する考えを示した。
ただ、同工場は稼働時期を13年度から4年間延長した経緯もあり、地元の東郷地区が再延長を受け入れるかは不透明だ。
深沢市長は「漠然と再延長をお願いすることはできない。新施設の事業化がいつごろになるか見極める必要がある」と明言。引き続き新施設の周辺住民の理解を求め、再延長の期間を明確にした上で東郷地区の住民との話し合いの場を設けるとした。
同工場は市が管理運営しており、稼働から20年が経過した12年度末に停止する予定だったが、県東部広域行政管理組合(管理者・深沢市長)の新施設建設のめどが立たないため、稼働時期を16年度末まで延長している。
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