■旧尾去沢鉱山廃水、無処理で排出 8年余、記録も改ざん
秋田魁新報-2015年4月2日
1978年に閉山した尾去沢鉱山(秋田県鹿角市)で、廃水管理をしていた会社が、鉛濃度や酸性度が基準値を超えた廃水の一部を2005年から8年余りにわたって無処理のまま流し続け、データも改ざんしていたことが1日、分かった。 経済産業省関東東北産業 ...
■鉱山で汚水を8年余り排出 処理会社、鉛など基準超え
産経ニュース-2015年4月1日
昭和53年に閉山した尾去沢鉱山(秋田県鹿角市)で、廃水管理をしていた会社が、鉛濃度や酸性度が基準値を超えた廃水の一部を平成17年から8年余りにわたって無処理のまま流し続け、データも改竄していたことが1日、分かった。
経済産業省関東東北産業保安監督部が同日、鉱山保安法などに違反したとして、廃水処理をしていた「エコマネジメント」(東京)を厳重注意し、補助金約2千 万円の返還を命令した。環境被害は確認されていない。エコマネジメントは三菱マテリアル(東京)の子会社で休廃止鉱山の環境管理をしている。
同監督部によると、エコマネジメントは17年4月~25年7月、雪解けや大雨で増水した時期に処理できなくなった廃水を、無処理のまま隣接する米代川に流 出。無処理のまま流した廃水は、鉛が基準値の1・5倍。数値が小さいほど酸性度が高いpHも3前後で、基準値の5・8~8・6より高かった。