☆グラフは環境省「産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成24年度実績)」より作成
環境省のホームページで、産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成24年度実績) が公表された。平成25年4月1日現在で、中間処理施設数は18,829施設、最終処分場は1,942施設とのこと。
また、12月に公表された、産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成24年度実績)からみても、産業廃棄物の量は、一般廃棄物に比べて膨大にあるということがわかる。
一般廃棄物と産業廃棄物の比較
平成24年度総排出量
一般廃棄物:約4,523万トン
産業廃棄物:約3億7,914万トン(一般廃棄物の約8.4倍)
平成24年度焼却施設数
一般廃棄物焼却施設:1,189 施設 (平成25年度末は1,173 施設)
産業廃棄物焼却施設:3,370施設
環境省 平成27年3月26日 ■産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成24年度実績)について
環境省では、産業廃棄物行政を推進する上での基礎資料を得るため、産業廃棄物処理施設の設置及び産業廃棄物処理業の許可等に関する状況、広域的処理認定業者による産業廃棄物の回収状況等並びに産業廃棄物の最終処分場の残存容量等を把握するための調査を実施しております。
今般、平成24年度実績を取りまとめましたので公表いたします。 1.産業廃棄物処理施設の設置状況(平成25年4月1日現在) ・中間処理施設数 18,829 (対前年 51減) ・最終処分場数 1,942 (対前年 48減) 2.産業廃棄物処理業の許可の状況(平成25年4月1日現在) ・産業廃棄物処理業 206,936件 (対前年 4,126減) ・特別管理産業廃棄物処理業 22,353件 (対前年 515減)
詳細は~
添付資料 [PDF 698 KB] [PDF 1.4 MB]
グラフで比較をしてみたものの、
施設の規模や稼働状況など関係なく,単に施設の設置数なのであまり意味はないのだが、、、
とりあえず、産業廃棄物の発生量が多いので、処理施設も多いということはよく分かる
産業廃棄物処理施設(中間処理施設数)、
全国18,829施設のうち、いちばん多いのは、木くず又はがれき類の破砕施設の 9,594施設(51%)
そのうち焼却施設は、
汚泥の焼却施設 621、廃油の焼却施設 687、廃プラスチック類の焼却施設 792、その他の焼却施設( 汚泥、廃油、廃プラスチック類、PCB を除く) 1,269施設
全国で 3,369 施設(平成25年4月1日現在)
●焼却施設のみ抜粋
産業廃棄物処理施設 中間処理施設 施設数
汚泥の脱水施設 3,125
汚泥の乾燥施設( 天日)78
汚泥の乾燥施設( 機械) 239
汚泥の焼却施設 621
廃油の油水分離施設 249
廃油の焼却施設 687
廃酸・廃アルカリの中和施設 143
廃プラスチック類の破砕施設 1,813
廃プラスチック類の焼却施設 792
木くず又はがれき類の破砕施設 9,594
コンクリート固型化施設 38
水銀を含む汚泥のばい焼施設 9
シアン化合物の分解施設 124
廃石綿等又は石綿含有廃棄物の溶融施設 13
P C B 廃棄物の焼却施設 1
P C B 廃棄物の分解施設 19
P C B 廃棄物の洗浄施設又は分離施設 15
その他の焼却施設( 汚泥、廃油、廃プラスチック類、PCB を除く) 1,269
計 18,829施設
●最終処分場は1,942施設
●焼却施設の許可数は年々減少傾向ではあるが~
焼却総量や施設規模は??
●都道府県別でみると、中間処理施設は北海道、静岡、愛知、福岡が多い、、
焼却施設だけをみると、神奈川,千葉、埼玉、兵庫も設置数は多い
●都道府県別でみると、最終処分場は北海道、静岡が多い、、
参考
東京都環境局↓↓ 汚泥の焼却施設等除く、
■産業廃棄物の焼却施設一覧(平成20年7月7日更新) 16施設
23区内の産業廃棄物の焼却施設と処理能力 抜粋
1 (株)シンシア(品川区):130t/日
2 (株)櫻商会(大田区):5t/日
3 日本衛生(株)(足立区):7.7t/日
4 東京臨海リサイクルパワー㈱(江東区):550t/日、100t/日
5 ㈱協和メディカル(足立区):1.09t/日
関連(本ブログ)
■産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成24年度実績)について(お知らせ)(2014年12月12日)
■環境省 日本の一般廃棄物処理 平成25年度版(平成27年2月末現在)(2015年03月23日)