■中央電気、廃棄物処理を拡張−鹿島に専用炉増設
日刊工業新聞-2015年3月30日
中央電気工業(東京都中央区、西野隆夫社長、03・6860・7340)は、廃棄物の溶融固化・無害化処理設備を増強する検討を始めた。鹿島工場(茨城県 鹿嶋市)に2基ある専用炉を1基増設する。4―5月中に施設の設置許可に向けた申請をし、現地での約1年間の生活環境影響調査を実施する。認可を受けた上 で、早ければ2018年中にも新設備を稼働したい考え。現在の処理量は年7万トン程度だが20年にも10万トン体制を目指す。
廃棄物の溶融固化・無害化処理は、自治体などで廃棄物を焼却処理した焼却灰を専用炉で溶融して、建設資材などに使うスラグと銅や金・銀などに分離する。 飛灰や蒸発した水分などからも揮発性金属を回収し「全てを100%リサイクルできる」(西野社長)。ダイオキシンも完全に分解して無害化する。17台の焼 却灰運搬専用車と廃棄物専用倉庫なども完備する。
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中央電気、廃棄物処理を拡張-鹿島に(溶融)専用炉増設
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