2)全国の届出排出量・移動量の多い物質 届出排出量・移動量の多い上位 10 物質の合計は 27 2 千トンで、総届出排出量・移動量 376 千トンの 7 2 %に当たります。 上位5物質は、 以下のとおりです。
① トルエン (合成原材料や溶剤として幅広く 使用 ) : 89 千トン (構成比 24 %)
② マンガン及びその化合物 ( 特殊鋼・電池などに 使用 ) : 50 千トン ( 〃 13 %)
③ キシレン ( 合成原材料や溶剤として幅広く 使用 ) : 36 千 トン ( 〃 9.6 %)
④ エチルベンゼン (溶剤などに 使用 ) : 17 千トン ( 〃 4.6 % )
⑤ 塩化メチレン(金属洗浄などに 使用 ) : 17 千トン ( 〃 4 . 6 %)
☆環境省「(別添1)平成25年度PRTRデータの概要 [PDF 698 KB]」より転載
環境省 2015年3月6日
■平成25年度PRTRデータの概要等について-化学物質の排出量・移動量の集計結果等-(お知らせ)
<平成25年度データのポイント>
(1)届出排出量・移動量
今般、平成25年度の1年間に届出対象事業者が把握し、平成26年4月1日から6月30日までに届出のあった事業所からの排出量・移動量について全国・全物質で集計しました。平成25年度は、前年度に比べ、届出排出量及び届出移動量が減少しました。
また、平成22年度から届出対象物質が354物質から462物質に見直されており、見直しの前後で継続して届出対象物質として指定された物質(以下「継続物質」といいます。276物質)についても、届出排出量及び届出移動量が減少しました。
<全対象化学物質(462物質のうち届出があった435物質)>
・届出事業所数 35,974事業所(前年度から707事業所の減少)
・届出排出量 160千トン(前年度から1.5%の減少)
・届出移動量 215千トン(前年度から2.9%の減少)
・届出排出量と届出移動量の合計 376千トン(前年度から2.3%の減少)
<継続物質(276物質のうち届出があった263物質)>
・届出排出量 144千トン(前年度から1.9%の減少)
・届出移動量 192千トン(前年度から2.6%の減少)
・届出排出量と届出移動量の合計 337千トン(前年度から2.3%の減少)
添付資料
(別添1)平成25年度PRTRデータの概要 [PDF 698 KB] (別添2)届出排出量・移動量の経年変化の概要について [PDF 560 KB]
経済産業省 2015年3月6日
■平成25年度PRTRデータを公表します~第一種指定化学物質の排出量・移動量の集計結果~
本件の概要経済産業省及び環境省は、相当広範な地域の環境において継続して存すると認められ、かつ、人の健康を損なうおそれや動植物の生息等に支障を及ぼすおそれの ある化学物質(化管法第一種指定化学物質)について、平成25年度の化学物質の排出量・移動量等について集計・推計を行い、その結果を取りまとめました。
届出のあった排出量と移動量の合計は376千トンとなり、前年度比2.3%の減少となりました。本日より、経済産業省及び環境省のホームページ上で個別事業所データを公開します。
届出のあった全国の35,974事業所の平成25年度の排出量・移動量について集計したところ、排出量は160千トン(対前年度比▲1.5%)、移動量は 215千トン(対前年度比▲2.9%)、排出量と移動量の合計では376千トン(対前年度比▲2.3%)となりました。
図1 届出排出量・移動量の推移
また、政令改正前後における継続物質※の排出量は144千トン(対前年度比▲1.9%)となり、引き続き減少傾向となりました。
※継続物質:物質見直しの前後で継続して届出対象物質として指定されている276物質。
図2 継続物質の届出排出量の推移
集計結果の資料については、以下のホームページにて掲載します。
経済産業省
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/index.html
環 境 省
http://www.env.go.jp/chemi/prtr/risk0.html