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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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東京二十三区清掃一部事務組合平成25年度一般会計予算の公表:総額は807億7,000万円

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☆表は、清掃一組「平成25年度 予算のあらまし」より

東京二十三区清掃一部事務組合(2013年2月26日)
■平成24年度一般会計補正予算(第1号)及び平成25年度一般会計予算について予算書等を掲載しました
平成25年度 予算のあらまし(PDF:482KB)
【掲載内容】
1.予算編成の基本方針
2.歳入歳出予算の概要
3.平成25年度 主な特色項目
4.平成25年度 施設整備事業一覧
5.平成25年度 ごみの流れ
6.平成25年度 特別区分担金納付額等
予算書及び予算説明書(PDF:1,540KB)
○予算書
○予算説明書
 ○歳入
 ○歳出
 ○給与費明細書
 ○債務負担行為に関する調書
 ○組合債現在高調書

「平成25年度 予算のあらまし」から〜
2 歳入歳出予算の概要
 平成25 年度の一般会計予算の総額は、807 億7,000 万円となり、対前年度39 億8,100 万円、5.2%の増となりました。内訳は、3 ページの表及び4 ページのグラフのとおりです。
 平成25 年度予算では、清掃工場の建設等に要する経費である「施設整備費」が、対前年度73 億2,000 万円、73.6%の大幅な増となりました。
これは、大田、練馬及び杉並清掃工場の建替工事に係る工事費の増によるものです。
 一方、清掃工場等の維持管理及び運営に要する経費である「清掃費」は、工場の経年劣化に伴うオーバーホール等補修工事費の増があるものの、光熱水費や薬剤購入費等の減により、対前年度△4 億4,300 万円、0.9%の減となりました。
 また、組合債の償還等に要する経費である「公債費」は、定時償還の進捗により、対前年度△25 億9,800 万円、22.2%の減となりました。
次に、歳入では、特別区分担金が391 億9,300 万円で、対前年度△22億4,400 万円、5.4%の減となりました。
 これは、歳出の施設整備費が大幅な増となる中、財政調整基金からの繰入れや組合債の積極的な活用などに加え、エネルギー売払収入などの自主財源の増収を図り、特別区分担金の抑制に努めたことによるものです。
 施設整備費の増に伴い、国庫支出金が対前年度32 億7,500 万円、また、組合債についても対前年度37 億6,100 万円、それぞれ大幅な増となりました。
 なお、財政調整基金については、平成24 年度補正予算において、歳入の決算見込額、歳出の不用額などを精査し、今後の財源対策を図るため113億6,800 万円を最終的に積立てます。
 平成25 年度の特別区分担金の区別算定額については、9 ページに記載しています。

気になったこと〜
3 平成25年度 主な特色項目
項目 金額 説明
1 廃棄物処理手数料の改定 368,471千円
手数料原価と手数料とのかい離を解消するため、平成25年10月より手数料を1円/kg引き上げて、15.5円/kgに改定します(事業系管路収集は4円/kg引き上げて、36.5円/kg)。この改定により、3億6,847万円の収入増を見込んでいます(26年度以降の平年度化した影響(見込)額は約9億円です。)。
なお、手数料の改定は平成20年4月以来で、改定後3年目に見直しの検討を行うこととしています。
持込みごみも、手数料を高くすることでごみ減量につながればいいが、現実問題そうもいかないのだろう。本来は、23区で、しっかりと、廃棄物の減量指導や、資源化物の清掃工場搬入防止のためのルート整備など、まだまだ行政が関与できる部分はたくさんあると思うが、、

2 再生可能エネルギー固定価格買取制度への移行 2,094,480千円
清掃工場の発電による電力の売却に当たり、稼働している19工場中15工場をRPS(新エネルギー)制度から再生可能エネルギー固定価格買取制度に移行することで、バイオマス分について、売電単価17.85円/kWhでの売却を見込み、増収を図ります。
制度移行に当たって、焼却するごみの中にバイオマス分が占める割合を毎月測定(現在は3か月に1回)します。
本年度の予算は、エネルギー売払収入は7,660,997千円(前年度5,738,096千円)。固定価格買取制度(バイオマス分)による増収が20億9千万円とは、なんとも複雑な心境。この買取単価の上乗せ分は、電力消費者が「再生可能エネルギー発電賦課金等」として電気料金から徴収されている。ともあれ、ごみの焼却で再エネ、まあ、原発よりはよっぽどいいけど!!

3 清掃事業国際協力における事業化調査への協力 6,000千円
清掃事業国際協力の一環として、政府等が進める海外展開支援事業の一つである海外での事業化調査において、提案事業者の要請を受けて、ごみの分別や3Rの推進、都市ごみ処理の制度設計等に関するコンサルティングを実施します。
事業化調査協力金収入:6,000千円
コンサル業をおこなうの?

4 清掃技術訓練センター機能の拡充 15,686千円
技術技能の訓練機関としての機能に加えて、清掃工場等で培ってきた知見の再構築と施設部門における課題解決支援を行うための調査・研究を実施します。
機能拡充はおおいにけっこう、しかし、効果は現れているのだろうか、
人材不足ゆえに次々と清掃工場等の運転管理業務を民間委託にするのか?!

5 清掃工場受付搬入等の業務委託 573,290千円
足立、板橋、多摩川、品川、葛飾及び世田谷清掃工場において、搬入車両の受付、構内道路及びプラント関連諸室等の清掃、プラント設備内ファン等の点検、照明ランプの交換等の業務を委託します。
 アウトソーシングによる
  財政効果(見込)額:69,958千円
「足立、板橋、多摩川、品川、葛飾及び世田谷清掃工場」から連想するのは、いずれも灰溶融施設併設の清掃工場。運転管理の委託はなくて直営の工場である。灰溶融施設の運転管理はプラントメーカーへの委託業務であるが、現状、1炉稼働、いずれは施設廃止ということからの、いわゆる代替え業務ということなのだろうか。(以前、廃プラサーマルによる不燃ごみ激減で、雇上会社の代替え業務を確保するという話しもあったので〜。)運転管理業務の委託契約は、随意契約であれ期間などはどうなっているのか、年度ごとの契約なのかもわからないが、なにごとも、一旦始めたことに終止符を打つというのは、たいへんなことなのだろう。だからこそ、新たに始める事業は、しっかりとしたビジョンのもとに実施してほしい。

6 清掃工場の建設 14,789,822千円
 一般廃棄物処理基本計画に基づき、清掃工場の建替えを行います。
(1)大田清掃工場 7,874,006千円
【工事期間】 平成21年度〜26年度
【処理能力】 300t/日・炉×2基
 ?建設工事       7,855,872千円
 ?工事監理(建設)等    18,134千円
(2)練馬清掃工場 3,412,777千円
【工事期間】 平成22年度〜27年度
【処理能力】 250t/日・炉×2基
 ?建替工事(建設)   3,378,900千円
 ?工事監理(建設)等   33,877千円
(3)杉並清掃工場 3,503,039千円
【工事期間】 平成24年度〜29年度
【処理能力】 300t/日・炉×2基
 ?建替工事(解体・建設)   3,342,978千円
 ?実施設計(解体・建設)     81,470千円
 ?工事監理(解体・建設)等   78,591千円
当初予算の循環型社会形成推進交付金は4,471,856千円見込んでいるようだ。

7 「その他ごみ」全量焼却への取組 338,813千円
 不燃ごみ処理残さである「その他ごみ」に含まれる金属分を取り除くための施設整備工事を行います。
「その他ごみ」は、現在、埋立処分されていますが、平成26年度までに各整備を終えて、27年度以降全量焼却を目指します。
中防不燃ごみ処理センター   224,100千円
京浜島不燃ごみ処理センター  114,713千円
「27年度以降全量焼却を目指します」となっているが、その前に、23区と共同して、乾電池や蛍光管などを不燃ごみの扱いから外せるようにしてほしい。不燃ごみ処理残さを焼却することで、清掃工場が、水銀等の重金属の排出に拍車をかけないように、「その他ごみ」の組成調査も確実にしてほしい。

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平成25年度 予算  主な特色項目以外で気になった項目

【歳入】
国庫補助金 4,490,289 千円
 循環型社会形成推進交付金 4,471,856千円 ←44億7千万円
(練馬、大田、杉並、光が丘及び目黒清掃工場)
 廃棄物処理施設モニタリング事業費補助金 18,433千円
(清掃工場の焼却灰等、排ガスに含まれる放射性物質を外部検査機関で測定す
る経費に係る国庫補助金収入)
国庫委託金
清掃費国庫委託金 
指定廃棄物保管委託金 730千円 ←いつまで仮置きを続けるのか?!
(放射性セシウムの放射能濃度が8,000Bq/kgを超える飛灰処理汚泥の保管に係
る国庫委託金収入)

【歳出】
焼却施設管理
委託料 6,633,145千円 
 清掃工場運転管理等業務委託
 灰溶融設備運転管理等業務委料
 清掃工場受付搬入等業務委託 
 設備点検及び清掃委託等
「ごみの流れ」の図では、焼却量は微減にして、灰溶融量も確実に少なくはしているが、灰溶融施設の委託費の減少などは主な特色項目に取り上げるほどではないということなのか。一括で書いてあるので内訳はわからないが、上記5の「アウトソーシングによる財政効果(見込)額:69,958千円」は確認できなかった。

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平成24年度一般会計補正予算( 第1 号)
清掃費国庫補助金 補正前 1,216,044千円 + 補正額 692,087千円
補正額
循環型社会形成推進交付金 676,560千円 ←補正で6億7千万の交付金、
もしかして、環境省の復興予算横流しのばらまき?!
 清掃工場の建設(練馬、大田、光が丘及び目黒清掃工場)
 廃棄物処理施設モニタリング事業費補助金 15,527千円

国庫委託金
清掃費国庫委託金 補正額 8,780千円
 指定廃棄物保管委託金 8,780千円


当初予算の総額は807億7,000万円
あまりにも額が大きすぎて、なんだか頭がマヒしそう、
また、見方もよくわからない〜



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