☆グラフは公益財団法人古紙再生促進センター「関東地区 主要古紙価格推移表」より作成
■ 再生トイレ紙値上げ、2~3月に15%以上 信栄製紙など
日本経済新聞 2015/01/14
再生紙トイレットペーパーで大手の信栄製紙(静岡県富士宮市)など、再生紙メーカーがトイレ紙の値上げを打ち出した。古紙やガスなど原燃料コスト の上昇を理由に2~3月に15%以上値上げする方針だ。既に丸富製紙(静岡県富士市)のほか大王製紙など大手各社が値上げを打ち出しており追随する。
信栄製紙のほか特種東海製紙グループの特種東海エコロジー(静岡県富士市)が2月21日出荷分から15%以上値上げする。丸井製… ...
日経新聞では、信栄製紙の「主原料となる古紙の国内価格が円安による輸出価格の上昇を背景に上がっている」というコメントを載せている。また、「卸業者で組織する東京紙商家庭紙同業会(東京・中央)の調べでは、14年4月から東京地区の店頭価格は横ばいが続いている。」とも記載~
新聞・雑誌・段ボールともに、輸出価格は、国内価格よりも大幅に高騰しているので、輸出価格に引っ張られてか、(中小)家庭紙メーカーでは,古紙の調達もままならないという話もよく聞く、、、ペットボトル同様に、輸出価格の方が高いとなると、どんどん輸出されるが、輸出量も価格も、相手国の動向次第で大きく変動する。どちらにしても、国内だけではだぶついてしまうので、輸出も考えた上での国際循環が必要ということなんだろうが、、、
※古紙輸出価格も気になったので、関東地区の古紙価格に、輸出価格も加えてグラフにした。(上段グラフ)
輸出価格は、古紙再生促進センターの「古紙品種別輸出先別輸出実績」から、各輸出金額計を各輸出数量計で除算し算出した。
(関東製紙原料直納商工組合のグラフを参考にデータを出してみた~)
☆グラフは公益財団法人古紙再生促進センター「関東地区 主要古紙価格推移表」より作成
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関東製紙原料直納商工組合のグラフは国内価格(関東地域)と輸出価格を比較しているのでとてもわかりやすい~
店頭渡し価格では、古紙問屋から製紙メーカーまでの輸送運賃は含まれない。
価格に幅がある場合は、単純平均価格をグラフ化(2009年1月~)。
但し、価格幅を示す「~」以降が空白のものは記載されている数字のみをグラフ化。 価格は、円/tでいずれもプレス品。プレス品とは、大型梱包機によりプレス梱包をしたもの。 輸出価格は「古紙品種別輸出先別輸出実績」の各輸出金額計を各輸出数量計で除算し算出。 公益財団法人古紙再生促進センター調査。 古紙価格推移グラフ(3年間)
古紙価格推移グラフ(PDF形式) 古紙価格推移グラフ(2000年1月~)
古紙価格推移グラフ(PDF形式) ---------------------------------------
古紙ジャーナル「古紙輸出価格」の記事
●【新聞古紙】在庫薄でプレミアム価格、輸出を上回る08年以来約5年ぶりの20円相場へ
2014年2月10日 1069号
国内製紙メーカーの在庫薄で逼迫感が強まり、新聞古紙は昨年末から20円を超えるプレミアム価格が付いた。輸出価格と同価あるいはプラス1円前後の水準まで高騰し、輸出の問屋店頭単価が20円に迫ったことで、約5年ぶりに20円台に乗 […][続きを読む]
●雑誌も200ドル台に上昇、円価は17円台、新聞・雑誌の内外格差は5円以上の開きに
2013年11月4日 1056号
輸出価格が一段と上昇してきた。11月積みの関東商組の輸出価格は、雑誌が今年4月以来となる200ドル台に復帰し、3品ともに200ドル台に。国慶節以降は特に雑誌の騰勢が顕著で、3週間で20ドルほど上昇している。新聞・雑誌の内 […][続きを読む]