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氷見市コマツキャステックス 溶解炉爆発事故で最終報告/富山

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■溶解炉爆発事故で最終報告
チューリップテレビ公式サイト 2014/12/05
 今年4月、氷見市の機械部品メーカーコマツキャステックスの工場で鉄を溶かす溶解炉が爆発し、5人が死傷した事故で、親会社のコマツが設置した事故調査委員会は5日、最終報告書を公表しました。
 この事故は今年4月、氷見市下田子のコマツキャステックス本社工場で、鉄を溶かす溶解炉が爆発し、炉の近くで作業をしていた従業員のうち、1人が死亡、4人が重軽傷を負ったものです。
 事故のあと親会社のコマツは、社外の学識経験者を交えた事故調査委員会を設置して、事故原因の究明と再発防止策の策定を進め、最終報告書にまとめました。
 これまでの警察による捜査などで、今回の爆発事故は溶かした鉄に酸素を注入して、鉄に混ざった不純物を取り除く工程で起きたことが分かっています。
 事故調査委員会は最終報告の中で爆発の原因について、注入した酸素が溶けた鉄に含まれる炭素と反応して、大量の一酸化炭素ガスが発生。そのガスが、集じん機によって炉内に入ってきた酸素と結びつき、急速に燃焼したことで爆発が起きたと考えられると結論付けました。
 この事故をめぐっては、県警が業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。

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