東京二十三区清掃一部事務組合HPより転載
清掃一組に関する報道等について
清掃一組に関する報道の中に、事実と異なる内容や誤った理解を前提に書かれた記事、また、説明が不十分であることから誤解を招く可能性がある記事が見られ、23区の区民や社会全般に事実が誤って認識されてしまうことが懸念されます。このため、事実と異なる報道や誤解を招く可能性のある報道については、必要に応じ正確な事実関係について説明することといたしました。
最近の報道に関し、その経緯等について説明したもの
平成25年2月19日
新江東清掃工場の死亡事故に関する「東京新聞」の報道について
「東京新聞」(平成25年2月18日朝刊)に掲載された清掃工場での死亡事故に関する報道については、事実誤認があり、当組合では下記の内容について、東京新聞編集局に対して厳重に抗議するとともに、訂正を求めました。
記
1 1面「業務委託後2度目」の記載
記事に記載されている2009年の品川清掃工場の事故は灰溶融処理施設の運転管理業務委託で発生したもので、専門性が高く稼働当初よりプラントメーカーに全面的に委託している業務です。
また、新江東清掃工場で発生した今回の事故は、焼却炉停止中の定期補修請負工事で発生したものです。
一方現在、当組合が進めている業務委託は焼却炉の運転管理業務委託であり、全く違う契約関係を同様または混同して扱うのは不適切です。
2 24面「進む委託 安全に影」のタイトル表記
当組合は、業務委託を行うにあたり安全対策の一環として、当組合と受託者と合同で定例的な安全協議会や危険予知活動・安全パトロールを実施し、万全を期しています。
一方、定期補修工事など請負工事においては、安全説明会を実施し、元請及び下請の代表などに対して、工場の安全対策、工事全体の安全管理、全体工程等を説明、確認しています。この説明会には当該下請業者の現場代理人も参加しており、個々の作業員に対しては請負業者が、個別に安全講習を実施するとともに、毎日の作業開始前に危険予知活動等を行っています。
従って、「安全に影」というのは不適切な表現です。
3 25面「基本的な聞き取りさえしていない」の記載
当組合は発注者として請負業者に事故についての報告を求め、作業工程や安全対策に問題が無かったかを確認するとともに、原因を追及し再発防止を講ずることを求めており、この記載は事実誤認です。
と、東京新聞の記事に対する清掃一組の説明
そもそも、清掃一組が、新江東清掃工場での死亡事故を公表しないから、不鮮明な部分があるから、事実誤認が生じるのではないか。そして、事実関係を公表していれば、こんなにセンセーショナルな特集記事など書かれないのではないか。
ごみ問題に関心あるなしにかかわらず、23区民にとっては、委託であれ直営であれ、運転管理業務であれ定期補修請負であれ、そういう事実とは関係なく、23区の清掃工場で起きた事故は、ひとくくりの23区の清掃工場で起きた死亡事故2件なのだとおもう。清掃一組=清掃工場で働いている人すべてひっくるめて清掃一組の総称で呼ぶであろう。もちろん委託であれ、直営であれ、清掃工場の運営に「安全に影」があっては困る。新聞報道にあれこれ言うより、安全に影ができないように、事故の原因追及、再発防止策こそしっかりと打ち出して公表してほしい。
労働災害のこと、委託契約の法的なこと、ましてや直営や委託の労使問題、なにもわからないので、深入りはできないが、ただただおもうに「安全ベルトをしない作業員に過失がある」では、現場の安全対策、監督責任はないがしろ、死人に口なしで、すべてなくなった人の責任にするのでは、警察も労働基準監督署もないも同然である。
おもうところたくさんあるが、清掃一組からの事実関係の報道がないので、新聞報道からあれこれ詮索しても、「事実誤認」「不適切」だらけになるのでもうやめる。
朝日新聞(2013/02/19)朝刊も
「焼却炉補修中に死亡 江東清掃工場で下請け社員」を掲載している。
関連(本ブログ) 東京新聞の記事↓↓
■清掃工場作業員事故死、公表せず 23区事務組合 業務委託後2度目(2013年02月18日)
清掃一組に関する報道等について
清掃一組に関する報道の中に、事実と異なる内容や誤った理解を前提に書かれた記事、また、説明が不十分であることから誤解を招く可能性がある記事が見られ、23区の区民や社会全般に事実が誤って認識されてしまうことが懸念されます。このため、事実と異なる報道や誤解を招く可能性のある報道については、必要に応じ正確な事実関係について説明することといたしました。
最近の報道に関し、その経緯等について説明したもの
平成25年2月19日
新江東清掃工場の死亡事故に関する「東京新聞」の報道について
「東京新聞」(平成25年2月18日朝刊)に掲載された清掃工場での死亡事故に関する報道については、事実誤認があり、当組合では下記の内容について、東京新聞編集局に対して厳重に抗議するとともに、訂正を求めました。
記
1 1面「業務委託後2度目」の記載
記事に記載されている2009年の品川清掃工場の事故は灰溶融処理施設の運転管理業務委託で発生したもので、専門性が高く稼働当初よりプラントメーカーに全面的に委託している業務です。
また、新江東清掃工場で発生した今回の事故は、焼却炉停止中の定期補修請負工事で発生したものです。
一方現在、当組合が進めている業務委託は焼却炉の運転管理業務委託であり、全く違う契約関係を同様または混同して扱うのは不適切です。
2 24面「進む委託 安全に影」のタイトル表記
当組合は、業務委託を行うにあたり安全対策の一環として、当組合と受託者と合同で定例的な安全協議会や危険予知活動・安全パトロールを実施し、万全を期しています。
一方、定期補修工事など請負工事においては、安全説明会を実施し、元請及び下請の代表などに対して、工場の安全対策、工事全体の安全管理、全体工程等を説明、確認しています。この説明会には当該下請業者の現場代理人も参加しており、個々の作業員に対しては請負業者が、個別に安全講習を実施するとともに、毎日の作業開始前に危険予知活動等を行っています。
従って、「安全に影」というのは不適切な表現です。
3 25面「基本的な聞き取りさえしていない」の記載
当組合は発注者として請負業者に事故についての報告を求め、作業工程や安全対策に問題が無かったかを確認するとともに、原因を追及し再発防止を講ずることを求めており、この記載は事実誤認です。
と、東京新聞の記事に対する清掃一組の説明
そもそも、清掃一組が、新江東清掃工場での死亡事故を公表しないから、不鮮明な部分があるから、事実誤認が生じるのではないか。そして、事実関係を公表していれば、こんなにセンセーショナルな特集記事など書かれないのではないか。
ごみ問題に関心あるなしにかかわらず、23区民にとっては、委託であれ直営であれ、運転管理業務であれ定期補修請負であれ、そういう事実とは関係なく、23区の清掃工場で起きた事故は、ひとくくりの23区の清掃工場で起きた死亡事故2件なのだとおもう。清掃一組=清掃工場で働いている人すべてひっくるめて清掃一組の総称で呼ぶであろう。もちろん委託であれ、直営であれ、清掃工場の運営に「安全に影」があっては困る。新聞報道にあれこれ言うより、安全に影ができないように、事故の原因追及、再発防止策こそしっかりと打ち出して公表してほしい。
労働災害のこと、委託契約の法的なこと、ましてや直営や委託の労使問題、なにもわからないので、深入りはできないが、ただただおもうに「安全ベルトをしない作業員に過失がある」では、現場の安全対策、監督責任はないがしろ、死人に口なしで、すべてなくなった人の責任にするのでは、警察も労働基準監督署もないも同然である。
おもうところたくさんあるが、清掃一組からの事実関係の報道がないので、新聞報道からあれこれ詮索しても、「事実誤認」「不適切」だらけになるのでもうやめる。
朝日新聞(2013/02/19)朝刊も
「焼却炉補修中に死亡 江東清掃工場で下請け社員」を掲載している。
関連(本ブログ) 東京新聞の記事↓↓
■清掃工場作業員事故死、公表せず 23区事務組合 業務委託後2度目(2013年02月18日)