■清掃工場作業員事故死、公表せず 23区事務組合 業務委託後2度目
東京新聞-2013/02/18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013021802000110.html
東京二十三区の家庭ごみを処理する新江東清掃工場(江東区)の定期補修作業を委託された業者の男性社員(41)が一月十日、ボイラー内の飛灰を取り除く作業場から転落し、灰をかき出す装置に巻き込まれて死亡していたことが分かった。
委託業者が安全対策を怠った過失が疑われるが、発注者の東京二十三区清掃一部事務組合や警視庁は事故を公表していなかった。現在、亀戸労働基準監督署が調査している。
事務組合が業務の委託化を進める中、委託作業員の死亡事故は二〇〇九年の品川清掃工場(品川区)に次ぐ二度目。区議や現場職員からは、徹底した再発防止に加え、安全管理体制の在り方を問う声が出ている。
業務はプラントメーカーのタクマ(兵庫県)が請け負い、荒川区の下請け業者に委託していた。事務組合の大塚好夫技術課長は「作業手順を守っていなかった業者に過失があると思っている。住民生活に影響がないので公表しなかった」と説明する。
■【特報】23区の清掃工場事故死 進む委託 安全に影
東京新聞-2013/02/18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013021802000120.html
新江東清掃工場(東京都江東区)で先月、委託業者の作業員が補修作業中に灰かき装置で死亡していた。運営する東京二十三区清掃一部事務組合が、業務の外部委託化を進める中、死傷事故は絶えない。区議が「民間委託で安全管理が無責任体質になっている」と指摘する一方で、警視庁の対応にも疑問の声が上がっている。 (荒井六貴)
【こちらは記事の前文です】
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東京新聞 2013年2月18日 朝刊 一面
“灰かき装置”とはなんとリアルな表現、
都政新報では“炉から出た飛灰を搬送するためのボイラダストコンベヤー”
それにしても、このような危険なか所での作業に安全ベルト無し、
経験の浅い被災者に「安全ベルトをしない作業員に過失がある」では
なんと非情な職場なのか、管理責任、監督責任などないのだろうか、
一緒に作業をしていた人も安全ベルト無しだったのだろうか、
日常的にそれがまかり通っているのだろうか、
品川清掃工場の死亡事故後、「100を超すコンベヤー点検口への金網の取付や手順書の改善を促す」となっていたが、その“灰かき装置”の開口部にはなぜ金網がなかったのか。そもそも、そういう装置を動かしながらの作業自体が危険極まりなくおもう。作業自体は二人作業でも、危険な箇所からの移動が一人では、一人作業と変わらない。
事故の詳細がわかるにつけ、
起こるべくして起きた事故のようにもおもう。
残念極まりないというしかない〜
それでも、定期点検は清掃工場の運営には欠かせないものなのだろう、
2〜3ヶ月要する定期点検は、全てプラントメーカーなどへの委託となっている。
そして、焼却炉内クリンカ除去やボイラー等の飛灰清掃などは、その下請け事業者になるのだろう。委託契約であれなんであれ、メーカー任せにすることなく、清掃一組としての安全対策、再発防止策は明確に打ち出して実行してほしい。
直営であれ、委託であれ、安全対策は重要、
先日の、清掃一組の職員技術発表会を聞いていて、
記憶に鮮明に残ったのは“灰搬出装置の閉塞”
ほんとうに職員が苦労している様子が、毎年のように報告されている。
東京新聞の特集記事
“作業員重大事故 9年間で46人”とは?
他にも、疑問におもう記述はあちこちあるが、
今回の、定期点検補修工事中の事故と日常の運転管理の委託問題を絡めて問題視するのは少し違和感を感じるが、それでもいわんとしていることはよくわかる。そもそも、今回の事故なども、清掃一組として公表しないことが不信感を増長している。運転管理が直営にしろ委託にしろ、いわゆる炉内清掃など危険な仕事は全て委託であることは変わらないのである。もう少し、問題点を整理して、安全な清掃工場の運営を求めていきたいとおもう。
23区の清掃工場がいろんな面ですぐれていることは
関連(本ブログ) 少し古いが ↓↓ 後日、新しくしよう
■23区 清掃工場運転管理業務の委託状況・契約金額(2010年10月16日)
平成32年度までにおおむね15清掃工場の委託化を予定
東京新聞-2013/02/18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013021802000110.html
東京二十三区の家庭ごみを処理する新江東清掃工場(江東区)の定期補修作業を委託された業者の男性社員(41)が一月十日、ボイラー内の飛灰を取り除く作業場から転落し、灰をかき出す装置に巻き込まれて死亡していたことが分かった。
委託業者が安全対策を怠った過失が疑われるが、発注者の東京二十三区清掃一部事務組合や警視庁は事故を公表していなかった。現在、亀戸労働基準監督署が調査している。
事務組合が業務の委託化を進める中、委託作業員の死亡事故は二〇〇九年の品川清掃工場(品川区)に次ぐ二度目。区議や現場職員からは、徹底した再発防止に加え、安全管理体制の在り方を問う声が出ている。
業務はプラントメーカーのタクマ(兵庫県)が請け負い、荒川区の下請け業者に委託していた。事務組合の大塚好夫技術課長は「作業手順を守っていなかった業者に過失があると思っている。住民生活に影響がないので公表しなかった」と説明する。
■【特報】23区の清掃工場事故死 進む委託 安全に影
東京新聞-2013/02/18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013021802000120.html
新江東清掃工場(東京都江東区)で先月、委託業者の作業員が補修作業中に灰かき装置で死亡していた。運営する東京二十三区清掃一部事務組合が、業務の外部委託化を進める中、死傷事故は絶えない。区議が「民間委託で安全管理が無責任体質になっている」と指摘する一方で、警視庁の対応にも疑問の声が上がっている。 (荒井六貴)
【こちらは記事の前文です】
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東京新聞 2013年2月18日 朝刊 一面
“灰かき装置”とはなんとリアルな表現、
都政新報では“炉から出た飛灰を搬送するためのボイラダストコンベヤー”
それにしても、このような危険なか所での作業に安全ベルト無し、
経験の浅い被災者に「安全ベルトをしない作業員に過失がある」では
なんと非情な職場なのか、管理責任、監督責任などないのだろうか、
一緒に作業をしていた人も安全ベルト無しだったのだろうか、
日常的にそれがまかり通っているのだろうか、
品川清掃工場の死亡事故後、「100を超すコンベヤー点検口への金網の取付や手順書の改善を促す」となっていたが、その“灰かき装置”の開口部にはなぜ金網がなかったのか。そもそも、そういう装置を動かしながらの作業自体が危険極まりなくおもう。作業自体は二人作業でも、危険な箇所からの移動が一人では、一人作業と変わらない。
事故の詳細がわかるにつけ、
起こるべくして起きた事故のようにもおもう。
残念極まりないというしかない〜
それでも、定期点検は清掃工場の運営には欠かせないものなのだろう、
2〜3ヶ月要する定期点検は、全てプラントメーカーなどへの委託となっている。
そして、焼却炉内クリンカ除去やボイラー等の飛灰清掃などは、その下請け事業者になるのだろう。委託契約であれなんであれ、メーカー任せにすることなく、清掃一組としての安全対策、再発防止策は明確に打ち出して実行してほしい。
直営であれ、委託であれ、安全対策は重要、
先日の、清掃一組の職員技術発表会を聞いていて、
記憶に鮮明に残ったのは“灰搬出装置の閉塞”
ほんとうに職員が苦労している様子が、毎年のように報告されている。
東京新聞の特集記事
“作業員重大事故 9年間で46人”とは?
他にも、疑問におもう記述はあちこちあるが、
今回の、定期点検補修工事中の事故と日常の運転管理の委託問題を絡めて問題視するのは少し違和感を感じるが、それでもいわんとしていることはよくわかる。そもそも、今回の事故なども、清掃一組として公表しないことが不信感を増長している。運転管理が直営にしろ委託にしろ、いわゆる炉内清掃など危険な仕事は全て委託であることは変わらないのである。もう少し、問題点を整理して、安全な清掃工場の運営を求めていきたいとおもう。
23区の清掃工場がいろんな面ですぐれていることは
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■23区 清掃工場運転管理業務の委託状況・契約金額(2010年10月16日)
平成32年度までにおおむね15清掃工場の委託化を予定