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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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23区 清掃事業年報別冊 【リサイクル編】 『平成25年度 資源回収量』から〜

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東京二十三区清掃一部事務組合 ごみ量(平成25年度)のページから
【参考】平成25年度清掃事業年報(リサイクル編)の閲覧〈特別区清掃リサイクル主管課長会資料〉(PDF:984KB)

☆グラフなどはすべて『平成25年度清掃事業年報(リサイクル編)特別区清掃リサイクル主管課長会』から作成

なんと、平成25年度、行政回収の紙類、減少傾向に歯止めがかかったのかどうか、前年度より約6,000トンの増加。その分集団回収の紙類が約2,000トン減少してしまった。(まさか、持ち去り対策のGPS効果とは思えないが、どういうことだろう?)容器包装プラスチックはあいかわらず回収量は増えない。回収品目としては、拠点回収で小型家電を集める区が増えてきた。


■平成25年度 資源回収の状況(概要)
平成25年度の23区の資源回収量(行政による回収・集団回収)は、544,167トンでした。
これは平成24年度に比較して、量で約5,148トン、率にして約1.0%の増加です。
《回収形態別回収量》


《品目別回収量》


回収量からみると、行政回収では概ね半分が紙類、集団回収の大半は紙類である。その紙類回収量は数年来減少傾向にあるが、平成25年度は少し持ち直してきたのか約4,000トン増加。。容器包装プラスチックの回収も量的には増えず、23区の資源回収量は、横ばいまたは微減傾向が続く。そういった状況のなかで、行政回収の布類回収、回収を開始する区も増え、回収も徐々に定着してきているのか。今後は、小型家電等の回収で、資源回収量にも増加の動きがみえるだろう。しかし、大量リサイクルがいい訳でもない。なにしろ、現状のリサイクル費用は、多額の税金が投与されている。容リ法の、費用負担のあり方も、いちばんお金のかかる収集運搬は自治体の負担、、、ごみ減量は、リデュース、リユース、そしてリサイクルで〜

●平成254年度資源回収量(行政回収+集団回収)総計544,168トン


●【行政回収 337,608トン】


●【集団回収 206,559トン】



●資源回収量 年度比較


●【行政回収】資源回収量推移


●【集団回収】資源回収量推移



●区別の資源回収量(行政回収・集団回収)



●23区 行政回収による資源回収実績 区別(平成25年度)


●23区 集団回収による資源回収実績 区別(平成25年度)


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●紙類回収実績の推移



●【紙類】行政回収分類 平成25年度(合計161,015,545Kg)


●【紙類】集団回収分類 平成25年度(合計196,492,356.8Kg)



●区別 【紙類】 行政回収・集団回収実績
☆中野、荒川は行政回収を止めて集団回収に一元化。目黒もほぼ集団回収のみになってきた〜



●行政回収実績推移


●集団回収実績推移



参考
国内の「紙・板紙」生産量や消費量は、減少傾向が続いてはいるが、それにもまして回収量の減少傾向が続いているという。その不透明な部分が、いわゆる「古紙の持ち去り」とカウントされて、GPS追跡などとして新聞紙上でも話題になっているが… しかし、素人目には、概ね「紙・板紙」の消費量と、古紙の回収量は連動しているようにもおもえるが細かな数字はわからない。

※古紙再生促進センター「古紙需給統計」資料より作成

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☆23区、全ての区で古紙、缶、びん、ペットボトルの回収は行っている。プラスチックに関しては、容器包装プラスチックの回収を行っていない区も、食品トレイや一部のプラスチック類の回収はしている。

● 行政回収による資源回収実績 区別【ペットボトル】(平成25年度) 35,278トン


☆平成25年度の23区の「ペットボトル」、指定法人ルートでの実施区は、容リ協会の「平成25年度再商品化事業者落札結果(PETボトル)上期下期」によると、千代田、中央、港、新宿、文京、台東、墨田、江東、品川、目黒、世田谷、中野、杉並、荒川、板橋、練馬、江戸川の17区。ただし、回収実績と、指定法人ルートへの申込数量が大きく異なる区もあるので、ルール?コンビニ店頭回収分のみの指定法人、有価で売れるものは(一部)独自ルートの区もあるようだ。 荒川区は、数字が逆転しているので、集団回収分も指定法人ルートに流しているのかな? 大田、渋谷、豊島、北、足立、葛飾は全量独自ルートでの売却か?

☆ペットボトルの再商品化、
指定法人ルートの上期と下期に分けての入札でも、落札単価は流動的、時期によってかなり違うのである。平成25年度の価格差、おもしろいので一覧表にしてみた。−−自治体であれ、少しでも高く売れるところに流したいという気持ちもわからないでもないが、、、数年前の、市況暴落の時は、容リ協会で再募集の救済措置もあった。




容リ協会ホームページでは、今、「平成26年度下期PETボトル落札結果(速報版)」が公表されているのだが、平成26年度下期は、平成25年度上期の2倍くらいの落札単価となっている。
1. 落札単価(円/トン)

詳細は〜


● 集団回収による資源回収実績 区別【ペットボトルなど】(平成25年度) 1,072トン



これ以上は増えないのか、23区の容器包装プラスチックの回収量
☆平成25年度の容リ法「プラスチック製容器包装」指定法人ルートでの実施区は、容リ協会の「平成25年度再商品化事業者落札結果(プラスチック製容器包装)」によると、千代田、中央、港、新宿、文京(1t)、江東、品川、目黒、大田(102t)、中野、杉並、練馬、葛飾、江戸川の14区となっている。

●23区プラスチック製容器包装類(ペットボトルを除く)(平成25年度) 29,250トン


参考




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☆紙類、びん、缶、ペットボトル、容器包装プラスチック類は集積所回収が行われているが、戸別収集実施の品川区の回収品目は水銀体温計や血圧計などもあり、目を見張る。また、拠点回収も、区の独自性での回収品目、一覧表にしてみた。23区の中で、もっと、有害ごみの意識が進めば、少なくとも、可燃ごみとして水銀製品などが清掃工場に入る確率も少なくなるのではないか。

●23区 蛍光管、乾電池、布類、廃食油、使用済小型家電の回収(行政回収)  


●23区「布類・古着」回収状況(行政回収・集団回収)


とりあえず〜

詳細は:●平成25年度清掃事業年報(リサイクル編)の閲覧〈特別区清掃リサイクル主管課長会資料〉(PDF:984KB)へ



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