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大気への水銀排出、事業者規制も検討 環境省

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■大気への水銀排出、事業者規制も検討 環境省
熊本日日新聞 (会員登録)-2014/08/19
 環境省は18日、「水銀に関する水俣条約」の批准に向けた水銀の大気排出対策の骨子案を中央環境審議会の専門小委員会に示した。排出事業者に対する規制の新規導入や、分別回収の徹底による産業廃棄物中の水銀含有物の削減などが柱。
 同省によると、大気に排出される水銀は環境中を循環しながら蓄積。日本は世界全体の約1%にあたる年間17〜21トンの水銀を排出している。産業別の排出割合は、セメント製造29%、鉄鋼25%、廃棄物焼却施設24%など。ただ、現行制度は大気中の水銀濃度の指針値しか定めていない。
 東京・霞が関であった小委員会では、産業界の代表から「日本の排出抑制技術は世界最高水準。過大な規制を課すと国外に生産が移転し、世界全体で排出量が増えかねない」などと、慎重な対応を求める声も上がった。
 小委員会は9月末の次回会合で大気排出対策の答申案を議論。廃棄物などをテーマに議論している他の小委員会とも調整する。(山口尚久)

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