米初のレジ袋禁止州へ高まる気運（カリフォルニア州）

レジ袋をぶら下げて歩く買い物客　☆SankeiBiz-「米初のレジ袋禁止州へ高まる気運」から転載

■米初のレジ袋禁止州へ高まる気運
SankeiBiz-2014/07/21
　米国カリフォルニア州の食料雑貨店は、環境保護主義者と手を組んで、使い捨てのプラスチック製レジ袋の使用禁止を求めている。これが認められれば米国の州では初めての措置となる。買い物客に有料の紙袋を１０セント（約１０円）で販売した場合、最大１０億ドルの新たな収入源となる見込みだ。

　カリフォルニア州では、プラスチック製レジ袋の制限または禁止を求める法案が２００７年から現在までに１３件提出され、小売店・食料雑貨店のロビー団体もその一部を支持してきた。しかし、これに反対する紙製・プラスチック袋メーカーのロビー活動に遭って、いずれも成立していない。カリフォルニア州の資料によると、プラスチック製レジ袋の使用禁止をめぐるロビー活動費は、賛成派と反対派を合わせて１４年１〜３月だけで３６万６０００ドルに上っている。

　プラスチック製レジ袋の使用は既にロサンゼルスやサンフランシスコを含むカリフォルニア州の１００を超える市や郡で禁止されている。多くの店では持ち帰り用の紙袋に１０セントを徴収し、顧客が各自で再利用可能な袋を用意することを促している。 ...

（略）

カリフォルニア州以外では、シカゴ、シアトル、ポートランドなどの都市で使い捨てのプラスチック袋の使用を法律で禁止している。今のところ州レベルで禁止している例はないが、ハワイ州では人口の多い４つの郡すべてで、プラスチック袋を禁止する現地法が可決された。

　プラスチック袋メーカーのハイレックス・ポリー（サウスカロライナ州）が資金提供するウェブサイト「バッグ・ザ・バン」によると、現在１７の州がプラスチック製レジ袋の禁止かレジ袋への課税を検討している。（ブルームバーグ　Ｊａｍｅｓ　Ｎａｓｈ）

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