☆特定原子力施設監視・評価検討会(第19回)会議映像−YouTube より
今回の特定原子力施設監視・評価検討会では、昨年夏に認可をうけた「雑固体廃棄物焼却施設」の詳細設計や運用が決まったということで、東電が、実施計画の変更認可申請をしたようで、その説明などが行われていた、YouTubeをみながら資料で確認をした。
事故から3年も経過して、
やっと、凍土遮水壁の検討も具体的になってきたのか、、
■特定原子力施設監視・評価検討会(第19回)
平成26年3月31日 第19回 開催案内 会議資料 会議映像−YouTube
議事次第
1.日時平成26年3月31日(月)14:00〜18:00
2.場所原子力規制委員会庁舎13階A会議室
3.議題
(1)海水配管トレンチ内の凍結方式による止水について
(2)雑固体焼却設備の設置について
(3)敷地境界における実効線量の制限について
(4)サブドレンの今後の活用について
(5)凍土遮水壁の検討状況について
(6)その他
詳細は会議資料へ↓↓
資料2:雑固体廃棄物焼却設備の概要について[東京電力]
今回の福島原発事故由来の放射能汚染、
首都圏の下水汚泥や廃棄物焼却灰にも放射性セシウムは検出されているが、そんなものとは、桁違いの放射性廃棄物を焼却するということになるのだろうから、、、福島原発に限らず、原発施設内の雑固体廃棄物焼却施設では、通常、放射能千Bq/kg〜百万Bq/kg(平均10万Bq/kg)のものを焼却しているということなので、特段、今回の福島原発に限らず、バグフィルターやHEPAフルターの効果は実証済みなのではあろうが、あまりに数値が大きくなると気が遠くなる。
資料では、
焼却対象物の線量管理は、廃棄物を充填したコンテナの表面が1mSv/h
設計上の焼却対象物の放射性物質濃度:約2.4×10の7条(Bq/kg)
(実際に保管されている装備品用コンテナ表面をサンプリングで計測した結果,1mSv/hとなるような高線量のものは確認されていない。)
焼却後の排ガス管理は、バグフィルターのあとHEPAフィルタ2段、モニタリング設備では、シンチレーションで放射線量の常時監視、焼却炉自動停止のインターロック値は100cpsとなっている。
試運転は平成27年1月、運用は平成27年3月の予定となっている。
関連(本ブログ)
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■東京電力、福島第1原発敷地内に焼却炉2基設置はロータリーキルン式(2012年09月17日)
■ 前代未聞「凍土遮水壁」の成算
nikkei BPnet 2014/04/01
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策工事のうち、とりわけ注目を集めるのが、凍結工法による巨大な遮水壁の建設だ。2013年秋から進めてきた実証 ...