■PCB国の計画に疑問の声
NHK 2014/02/05
北九州市で行われている有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルの無害化処理をめぐって国が9年間の期間延長を求めている問題で5日開かれた市議会の委員会では、期限を再度延長することはないという国の計画を疑問視する意見が相次ぎました。
昭和47年から製造や輸入が禁止されている有害なPCBを含んだ廃棄物は、北九州市若松区など全国5か所の国の施設で無害化処理が行われていて、当初の計画では、来年度末までに終了する見込みでした。
しかし、国は、全国的に処理が遅れているとして、若松の施設での処理期間を平成35年度末まで9年間延長することを北九州市に要請しています。
その上で国は「期限を延長しても処理されずに残ったPCBは事業者の責任で、保管や処分を行うべきで、国が施設の操業を続けることはない」という見解を示しています。
これについて、5日開かれた北九州市議会の環境建設委員会では、「すでに行方がわからないPCBも多い中で期限後は、処理を行わないという国の計画は無責任だ」という意見や「本当に期限の再延長はないのか」など、国の計画を疑問視する意見が相次ぎました。北九州市は、5日の委員会の議論を国に伝えた上で、次回の委員会で国の回答を示したいとしています。
NHK 2014/02/05
北九州市で行われている有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルの無害化処理をめぐって国が9年間の期間延長を求めている問題で5日開かれた市議会の委員会では、期限を再度延長することはないという国の計画を疑問視する意見が相次ぎました。
昭和47年から製造や輸入が禁止されている有害なPCBを含んだ廃棄物は、北九州市若松区など全国5か所の国の施設で無害化処理が行われていて、当初の計画では、来年度末までに終了する見込みでした。
しかし、国は、全国的に処理が遅れているとして、若松の施設での処理期間を平成35年度末まで9年間延長することを北九州市に要請しています。
その上で国は「期限を延長しても処理されずに残ったPCBは事業者の責任で、保管や処分を行うべきで、国が施設の操業を続けることはない」という見解を示しています。
これについて、5日開かれた北九州市議会の環境建設委員会では、「すでに行方がわからないPCBも多い中で期限後は、処理を行わないという国の計画は無責任だ」という意見や「本当に期限の再延長はないのか」など、国の計画を疑問視する意見が相次ぎました。北九州市は、5日の委員会の議論を国に伝えた上で、次回の委員会で国の回答を示したいとしています。