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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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「夢のシステム」廃止へ MM21地区のごみ管路収集 分別困難、更新費かさみ/横浜市

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■「夢のシステム」廃止へ MM21地区のごみ管路収集 分別困難、更新費かさみ/横浜市
カナロコ(神奈川新聞)-2014/01/12
横浜市は11日までに、みなとみらい21(MM21)地区で運用している、ごみを各事業所からパイプで収集する「廃棄物処理管路 ... 夢のシステム」「未来都市の象徴」などとも称されたこの収集方法は、各施設のダストシュート型投入口などから投入されたごみを ...
◆廃棄物処理管路収集事業 横浜市などによると、全国各地で1970年代から稼働。幕張新都心(千葉県)や東京臨海副都心(東京都)などは事業を継続しているが、老朽化や経済性などの理由で廃止する都市も少なくない。多摩ニュータウン(東京都多摩市)は2004年度に、筑波研究学園都市(茨城県つくば市)は08年度に廃止している。

東京臨海副都心の管路収集システムも、
有明清掃工場の建て替えを機に、
管路収集の継続是非をしっかりと検討してほしいものだ!!

関連(本ブログ)
■23区の「清掃工場の整備スケジュール」を改めて考えてみる〜(その2)(2013年11月25日)
(抜粋)
●有明清掃工場の建替えは必要か?!
経済性からみると、有明清掃工場は最もbad
焼却炉のプラントメーカー、
談合なきあとは、総合評価制度とはいえ、各地でかなりの安売り合戦も
大田、練馬、杉並の建替工事落札状況
大田 600t/日 \18,630,838,800(税込)
練馬 500t/日 \19,582,500,000(税込)
杉並 600t/日 \26,355,000,000(税込)
(トンあたり3千万円〜4千万円台)

現 有明清掃工場の建設費
416億9千5百万円(収集プラント含)(なんとトンあたり1億円だった!!)
収集プラントは約140億円+管路及びサブステーション約192億円
三菱重工マルチン式 全連続燃焼式火格子焼却炉
 400t/24h(200t×2)
着工 平成3年4月
竣工 平成7年12月
有明清掃工場の最大の特色は「ごみ管路収集輸送施設」
余熱利用は、給熱(地域冷暖房)、有明スポーツセンター

有明清掃工場は、建設費だけではなく維持費もダントツ、


☆世田谷は、23区唯一のガス化溶融炉(故障もダントツ)



管路収集作業  287,561,033 円(平成24年度)
  臨海副都心共同溝管理費 66,196,990 円
  管路収集システム運転管理委託 56,545,965 円
  光熱水費 19,356,891 円
  定期点検及び補修工事他 145,461,187 円
有明清掃工場に付設されているごみ管路収集輸送システムの運転及び維持管理
に要した経費

一方、管路収集の廃棄物処理手数料収入は〜(平成24年度)
  搬入実績量 3,080,379 kg
  収入済額  100,096,540円
処理単価は管路収集32.5 円/kg、持込ごみ14.5 円/kg、産業廃棄物14.5 円/kg

有明清掃工場の管路収集分は、全体の3.7%のみ(平成24年度)
有明清掃工場への全搬入量は103,076.30トン、
うち管路収集分は3,830.63トンで全体の3.7%となっている。
管路収集内訳:港区分(2,098.37トン)、江東区分(1,725.36トン)、品川区分(6.90トン)
管路収集以外は、事業系の持込みごみのみ受入

もはや、有明清掃工場の「ごみ管路収集輸送システム」は破綻よりも始末がわるい。3.7%の約4千トンのごみ収集に多大な経費を使っている。建替えをするにしても、管路収集を維持することを前提とするのか、いっそのこと、できる限りの延命操業をして、そのまま休止にするのが財政面ではかなりの得策なのではないか?! 

バブル時代の負の遺産、
未来都市や夢の装置ともてはやされた
全国各地の“ごみの管路収集輸送システム”
大阪、(千葉)、筑波、多摩市と管路収集は廃止にしたものの、
その撤去もままならない状況、
23区だけは、最後の最後までがんばるのだろうか?!



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